信念：10 ページ10
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家に帰ってから、母親に見つからないように玄関に隠しておくことにした
靴箱の中に入れたりするのは嫌なので、新聞や段ボールがまとめられているところに置く
「あら、おかえりなさいAちゃん
どうかしたの？」
「は……まま！ただいま！ううん、なんでもないよ！」
「そう？ならいいんだけど
ああそうそう、今日のご飯はカレーよ！」
そう言い鍋のところへと戻る母親
刀を置いてるところを見られなくて良かったが、これならバレる可能性があるよね
……手を洗ってから、移動させよう
母親が気になって見に来る可能性も有り得るからね
「何処に置こうかな、刀」
小さいのでまだ自室はない私だが、今ほどそれを後悔した日は無いと思う
どうすればいいんだろう、隠す場所は全て共用の場所なんだけど……
「ううん、悩むなあ
いっそのこと押入れに？いやそれは嫌だ」
「何悩んでるの？Aちゃん」
「っ！？」
「あら、かっこいいわねこれ！刀？
どうしたの？これ」
「え、えっと……し、しりあいからあずかっててほしいっていわれたんだ！」
考え込んでいると、突然持ち上げられた刀
いつのまにか母親が来たらしく、刀をまじまじと見ながら聞かれた質問に信憑性なんて一切無い嘘をつく
……これは信じて貰えないだろうし、どう説明しようかな
「そうだったのね、なら大切にしないと！」
「………へ？」
「ええっと、この辺りに置いておけばいいかしら」
そう言って刀を枕元に置く母親の姿を、思わずガン見してしまう
誰も信じない嘘を、どうしてこの人は信じるのだと言うのだろう。何も聞かないのだろう
「なんで、しんじるの？」
口からこぼれ落ちた言葉はまぎれもなく私の本心で、この人はそれに笑いながら
「だって、Aちゃんのこと信じてるから
貴方はきっと悪いことしないって」
ああ、これが母親なんだ
自分の子供を第一に考える人なんていないと思ってたけど、この人は私を全面的に信じてくれてるんだ
例えそれを知らなかったとしても、この人は自分を信じていない子供でも信じるんだ
「そっか」
「？…ほら、おいで」
私のことを抱き締める母親の体温を感じながらぼんやりと思う
少しずつだけど、この人に歩み寄って、信じていこう
母親 が大嫌いだから難しいけど、頑張ればきっとこの人だけは好きになれると思うから
だからよろしくね、母親(まま)
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ほわいとぺん - 瑠璃さん» 二人とも大好きな推しなので絡みが多くなりそうなんですよね(苦笑)これからの展開に必要な人物なのでもっともっと出ますよ！楽しみにしててください！応援ありがとうございます！頑張ります！ (2019年8月14日 18時) (
レス) id: 6658fbc910 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 両作品とも大好きで、私の推しの鶴丸成り代わりなのとリボーン側の推しの雲雀様が出て来て益々展開が楽しみ！これからも体調などに気をつけて更新頑張って下さい！！ (2019年8月14日 17時) (レス) id: cd04157892 (このIDを非表示/違反報告)
ほわいとぺん - ミリアさん» 両作品ともすごく素晴らしい上にかっこいいですよね…！鶴丸は私の推しなので夢主ちゃんと同時に活躍させますよ！雲雀さんは元々作品で夢主を成長させる存在だったので、それに加えて絡みをいれますね！応援と心配、ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年8月14日 14時) (レス) id: 6658fbc910 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 刀剣乱舞もリボーンも大好きで続きが楽しみです。鶴丸の成り代わりなのも、好みで嬉しいです。もしリクエスト大丈夫なら夢主と雲雀さんを絡ませた話をお願いします。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2019年8月14日 9時) (レス) id: 45b985bd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほわいとぺん | 作成日時：2019年8月14日 7時
