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2日後 ページ19

時は淡々と過ぎていき、青年と約束をした2日後。

椿「Aちゃん、今日は仕事が休みだから久しぶりに一緒に散歩…」

「あ、すいません!今日は一人で散歩したい気分なんです…いいですか?」

椿「え?…うん、分かった。気を付けてね」

椿の誘いを遮ってまで断るAに、椿は一瞬驚いて目を丸くするものの、すぐに柔らかな笑みを浮かべる。

「ありがとうございます。それじゃあ、」

「行ってきます」と玄関から出ていく。椿はそれを手を振りながら見送った後、深くため息をついた。

桜哉「なんでしょうね、A。反抗期かな」

椿「そんな悲しい事言わないでよ桜哉…Aちゃんと久しぶりに散歩出来ると思ったのに…」



青年と約束をした公園のブランコに腰を下ろしている。
玄関を出る時、椿が一瞬ガッカリとした表情をしていたのを、Aは見逃さなかった。
少々、否、だいぶ心が痛むが、あの青年に椿には内緒にするよう言われている。

「まぁ、そこまでしてあの人に言われた事を守ることも無いと思うけど…」

「いーや、人との約束は守った方がいいんだよ?」

「ぅわあっ?!」

横からいきなり声がして、Aは驚きで肩を飛びはねさせる。見てみると、あの青年がニコニコしながら立っていた。

「やぁAちゃん。ちゃんと来てくれたんだ、ありがとう。アベルも喜んでるよ。それでね、いきなりだけど今日は俺の友達も連れてきたんだ」

「俺はアンタと友達になった記憶なんてこれっぽっちも無いですけど。…こんにちは、竜崎Aさん。俺は露木です。」

露木は軽く会釈をし、眼鏡をクイッと上げる。

「あ、俺も自己紹介まだだったかな?有栖院御国だよ、よろしく」

「は、はぁ…」

御国「それじゃあ、早速本題に入ろうか。」

御国はパン、と手を叩き、何処か意味深な笑みを浮かべた。

露木「Aさんは椿たちと同棲していると聞きました。それは本当ですか?」

露木の声のトーンは先程より低く、眉間にも皺が寄っている。
あっという間に変わってしまった雰囲気に戸惑いつつも、露木の質問に「はい」と短く答えた。

露木「…それでは、椿たちがしようとしている事が、一体なんなのか…分かりますか?」

「え…?」

この質問は意味が分からなかった。
椿たちがしようとしている事?仕事の話だろうか、と首を傾げていると、御国がクスクスと笑い始めた。

御国「ほらね修平、やっぱり彼女は何も知らない。俺らが教えてあげなきゃ、椿の本当の姿を_____」

揺れるこころ→←純粋な欲に、誘惑の手。



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- 続きを読むのが楽しみです!更新頑張って下さい! (2017年7月4日 22時) (レス) id: c2fac8b8e1 (このIDを非表示/違反報告)
佐糖さん。(プロフ) - 葵さん» 初めまして、ありがとうございます^^ やっぱりコメント貰うと嬉しくなって効率が上がりますね(単純)私が日々妄想してきたラストまであともう少し!それまで私の妄想に付き合って頂けたら嬉しいです! (2017年7月4日 0時) (レス) id: bb39dbcc66 (このIDを非表示/違反報告)
- 初めまして!夢主ちゃんと椿さんがどうなってしまうのか、気になります!更新頑張って下さい! (2017年7月3日 23時) (レス) id: c2fac8b8e1 (このIDを非表示/違反報告)
佐糖さん。(プロフ) - 狐灯さん» ありがとうございます。血は結構な量でしたよ、その時着てた服は下着まで血みどろでした^^まあ、「お、なんかいっぱい血出てる」としか認識してませんでしたけど…笑 夢主ちゃんがこれからどうなるのかは…なにも言えませんね笑詳しくはwebで!(なにも載ってないです) (2017年7月3日 1時) (レス) id: bb39dbcc66 (このIDを非表示/違反報告)
狐灯 - 死ぬほど…!?む、無理しないで下さいね…?お話、凄く好きです!これからどうなってしまうのか…気になります…!女の子が、何を選択するのか…また、椿さん達と笑える日々が来れば良いなぁ…って、思ってしまいますね…(苦笑) (2017年7月2日 22時) (レス) id: 9ad341cd76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐糖さん。 | 作成日時:2017年1月15日 16時

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