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*感情と欲望の狭間で4 ページ4

(もぅ………!!

思いの外鮮やかに残った紅い花は、タートルネックのシャツを来てみても、隠れてくれない。

これは絆創膏が一番早いか…?と色々思索していると

コンコン


とドアをノックする音が聞こえた。


「どうぞ?」

マ「あー………俺だよい。」


「え?マルコ?!」


慌てて扉を開ける。

「どうしーーー
、!」

マ「お前に、ってサッチが作ってくれたよい」


「あ、そうなんだ……」

マルコが作ったわけじゃないのか…
まあそりゃそうだよなぁ、、、

「持ってきてくれて、ありがとう」

私はそれをトレーごと、側の棚の上に置いた。


マ「ん…」




束の間、沈黙が流れる。


「「あのー」」



「あ、先にどうぞ」

マ「いや、お前から…」


また沈黙が流れる。




マ「…………お前、服変えたのかよい」


「だ、だって……」

恥じらいで頰が熱くなる。マルコの方を見れなくて、顔を右下の床に背けた。



同時に、手に持ったままだった絆創膏が床に落ちる。


マルコがしゃがんで取ってくれた。


しゃがんだまま

「どこか怪我したのか?」

と問うてくる。

「ち、ちがう!これ、隠そうと思って……!」

首元に手をやるA。確かに、洋服で隠し辛い位置だ。
もちろんマルコは分かってやったがー









マ「こんなもんで隠せなくなるようにしてやる…」







ボソ、と呟く低い声は空気に溶けてー


「えー」


次の瞬間には、両腕を拘束されて唇を塞がれた。

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作者名:米留 | 作成日時:2020年4月26日 16時

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