4話 ページ6
洗いもんやらなんやらを終え、自分の部屋へ行くと、そこにはベッドに座って俯いているシスコが居た。
近づくと規則正しい寝息が聞こえてくる。
どうやら眠ってしまったようだ。
・・・仕方ない、これでは話が出来ないな。
俺はシスコを寝かせ、毛布を掛けてやった。
「うう・・・にいさ・・・いかな・・・い・・・で」
「・・・!・・・俺はどこにもいかねえよ」
少し微笑み、シスコの頭を撫でてから、俺もシスコを起こさないように床で眠りについた。
◇ ◇ ◇
シスコside
俺は兄貴に言われた通り、通路の一番奥の部屋で待っていた。
見渡してみると、隅々まで埃一つ無くて綺麗だった。
高い本棚があって、本がぎっしり詰まっている。
兄貴は昔っから本が大好きだった。
俺はよくそんなに本読めるよな、と兄貴に言った記憶がある。
確か、『本読んでると時間忘れちまうんだ』って言ってたな。
実際兄貴本読んでて待ち合わせ忘れたりしてたからな・・・。
「てか、遅ぇ・・・」
ベッドに座って待っていたが、30分、1時間経っても兄貴は来ない。
俺は久しぶりの兄貴の匂いに安心して、ちょっとくらいならいいよな、と眠った。
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龍牙 - 銀龍さん» 遅れてすいません・・・ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2017年8月3日 18時) (レス) id: 1df1f4fa1e (このIDを非表示/違反報告)
銀龍(プロフ) - 更新頑張って下さい!前の小説も読んでいました。 (2017年8月2日 19時) (レス) id: 970963609c (このIDを非表示/違反報告)
龍牙 - 雨飴さん» コメントありがとうございます!!そうなんですよ・・・まあフラグチェッカーに引っ掛かるような話を書いた私の自業自得です。ご迷惑掛けて申し訳ない。頑張ります!! (2017年8月1日 18時) (レス) id: 1df1f4fa1e (このIDを非表示/違反報告)
雨飴(プロフ) - 新しいの作ってくださりありがとうございます! フラグ立っちゃったんですね...急に検索結果から消えたのでびっくりしてたんですよ。 これからも頑張ってください! (2017年8月1日 17時) (レス) id: 91eb9af7ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:龍牙 | 作成日時:2017年8月1日 16時