【ベイブレードバースト神】緑のアイツもカーライル【男主】 改

9話 ページ14

今日も、いつもと変わらない１日。

の、はずだった。

俺はアンジュさんに食材やら何やらの買い出しを頼まれたので、近くのスーパーに行っていた。

帰り道。

後ろから人が近づいてくる気配がした。

振り返ると、伸びてくる手。

その手にはハンカチのような物が握られている。

ハンカチを押しつけられると襲ってくる強烈な睡魔。

力が抜けた俺の手から、買い物袋が落ちて中身が散らばった。

ニヤリと笑う男の顔を見たのを最後に、睡魔に耐えきれなかった俺は意識を手放した。


な ぜ ア イ ツ が こ こ に 居 る ?


◇ ◇ ◇

??side

案外簡単に手に入ったな・・・。

これでまた、コイツを『アレ』に使える。

覚悟しろよ?


A。


◇ ◇ ◇

シスコside

ベイの練習をしていると、兄貴が手伝いをしている・・・アンジュ、だったか?が忙しなく辺りを見回していた。

なぜか気になって声を掛けた。

すると


「あああ、シスコ!!Aを見なかったかい!?」


は?


「・・・兄貴が居ねぇのか!?」

「そうなんだよ!!3時間くらい前に買い出しに行ったっきり戻って来ないんだ!!」


兄貴・・・ッ


「母ちゃん、それ本当か!?俺、探してくる!!」


そう言って飛び出してったのは、蒼井バルトだ。

チッ・・・


「俺も探してくるッ!!」


俺もアイツに負けじとBCソルの建物を飛び出していった。

兄貴、無事だよな・・・?

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