白鳥沢の泣き虫姫

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Aside



牛島さんに説明が終わった




「じゃあ頑張れよ部活」




A「うん

じゃあ後でね〜」




体育館を出て行く間に

３年生と仲良さそうに話していた

人見知りしないし誰にでも優しいから

好かれやすいんだよねキャプテン




牛島「再開するぞ」




A「は、はいっ！」




何度レシーブしてもミスを連発

右利きは取れるようになったのに

なんで左利きだと

上手くレシーブ出来ないの？

よく見ると右利きと違って

ボールの回転が違う…




結局１回も成功できずに対人パスは終了




A「う、牛島さん」




牛島「なんだ」




目を合わせるのは怖いけど

我慢して目を合わせて話した




A「明日も一緒に対人パス…

やってもらえますか？」




牛島「別に構わないが」




よし！よし！




A「う、牛島さん！

あ、あの…

私が牛島さんのボールを

ちゃんとレシーブできるまで

対人パス毎日やりたいです！

明日も一緒に対人パスやりませんか？」




牛島「そうか

わかった」




そう言われて他の部員の所へ指示を出し

山形さんがこっちへ来た




山形「A

若利と話せるようになったんだな！」




A「うぅ…ﾋｯｸ

怖かっです〜…泣」




ほっとして泣いてしまった

牛島さんに宣言したんだから

早くレシーブできるように頑張らないと




部活も終わり片付けをしていると




「藤沢〜まだか〜」




キャプテンが体育館の外から顔を出した




A「テニスコートで待ってて

って言ったじゃん」




「もう皆帰ったんだよ」




A「わかった

ここで待ってて」




「はいはい」




片付けをしている途中

鷲匠先生がキャプテンと話していた

なんの話してるんだろ？




天童「Aちゃんは

生徒会長と付き合ってるの？」




A「へ？」




え？私がキャプテンと？




A「ち、違います！

キャプテンは友達？みたいな感じです…」




「へ〜」ってニコニコしながら言われた




片付けを急いで終わし




A「お疲れ様でした!!」




「「お疲れ」」




挨拶を終えてキャプテンと一緒に帰った




帰り道




A「キャプテンって何組なの？」




「俺は３年１組」




A「私も１組」




「瀬見も１組だぞ」と言われ

瀬見さんが誰だか分からなかった

早く顔と名前一致させないと

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