time ６６ ページ16
＿緑谷side＿
こんなに辛そうな二人を見るのは、
正直二回目だと思っていた。
かっちゃんは、オールマイトのことで負い目を感じていた時。
轟くんは、体育祭直後に呼び出されてエンデヴァーへの思いを聞いた時。
今思えば、どちらも悩みに悩んだ末の出来事だったと思う。
それが今。
凪沙Aちゃんという女の子の事で争っている。
また深く悩んで、言いあっている。
これを言えば、２人に殴られそうだけど…
随分と大人になったというか、丸くなったなと思った。
…絶対に言わないけど。
僕が少しだけ昔のことを思い出している間
かっちゃんは何かしら思う所があったのだろう。
静かに笑って、息を吐いた。
爆豪「…てめぇ、舐めプも大概にしろよ」
轟「別に舐めてない。
ただ思ったことを言っただけだ」
爆豪「それが舐めてるっつーんだよ」
いつもより大人しいかっちゃんに、つい警戒してしまう。
＿＿けどそれは、単なる思い込みでしかなかったようだ。
一度黙り込んだかっちゃんは、
轟くんの胸倉から手を離して、ポケットに手を突っ込んだ。
そして、また静かに口を開く。
爆豪「俺は全知全能の神様とやらじゃねぇんだよ。
俺もお前も、人間だろうが。
＿＿それはAだって同じだ」
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藍(プロフ) - 鈴音さん» 応援ありがとうございます！公開翌日の早朝に行ったので、なんとかGETできました；； 行きたくても行けないのが1番辛いですよね...映画のお話は単行本として出てるみたいですが、限定漫画を手に入れられなかったのは痛手でしたね... (2018年8月27日 15時) (
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作者名：藍 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/itikara1141/
作成日時：2018年7月27日 23時
