[CM 03] 待ち合わせ。 ページ5
翌日、１０時ぐらいに
待ち合わせのホテルのエントランスで
チャンミンを待つ私。
今日はいつもより少しだけおめかしして
まるでパーティーに行くような格好。
A「……(汗)」
そりゃぁそうだよ。
こんな高級なホテルで食事だなんて
やっぱり少し金銭感覚が違うかも…(汗)
なんだか周りの人達が
みんなセレブに見え始める。
A「…遅いなぁ…」
時計を見ると
もうすぐ１１時になろうとしてる。
ケータイを開いても連絡はない。
私は紙袋の中に入ったチョコを見ては
ため息を溢しながらチャンミンを待った。
｜
｜
A「…はぁ…」
結局１１時半を過ぎてやっと来た連絡は
『ごめん、まだ帰れない』との内容。
バレンタインが終わっちゃうじゃん…
私は虚しくも悲しくもなりながら
ホテルを出て家まで散歩しながら歩いた。
A「……」
…仕方ないんだ。
時間通りのスケジュールじゃないから。
忙しい人だから。
芸能人だから。
A「……」
…東方神起だから…
私は一歩一歩歩きながら
何度も自分にそう言い聞かせていた。
ふと立ち止まり時計を見ると
時刻は１１時５０分になろうとしていた。
A「もうバレンタイン終わっちゃうよぉ…チャミのバカぁ…」
CM「誰がバカなんですか？」
A「！？汗」
急に声が聞こえて振り返ると
チャンミンが車から降りて
驚いた私を見ていた。
いたずらっ子のように笑った顔を見て
寂しかった私も、ふてくされていた私も
途端に笑顔になってしまった。
A「チャミ…」
CM「遅くなってーごめんね？どうしても仕事ーがー終わらなくて…」
A「…うん…大丈夫…」
CM「…本当に大丈夫？」
私の元に近づいてきて
背が高いチャンミンは体を屈めて
私の顔を覗き込んだ。
CM「待たせちゃってー悪いと思うけどー、すっこしだけ僕に付き合って？」
そう言って笑うと私の腰に手を回して
チャンミンは私をエスコートしながら
助手席に乗せてくれた。
｜
｜
チャンミンが向かったのは
海が見える静かな公園。
公園についてシートベルトを外しながら
何気なく後部座席を見た私は
たくさんのプレゼントがあるのを
見つけてしまった。
チャンミンは私の目線を追うと
「あぁー…」と言いながら
照れくさそうな気まずそうな顔をした。
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natsu(プロフ) - はなさん» うわぁ！★そんなたくさん時間をかけて読んでくれたんですね(;_;)ありがとうございます！ここからはスローな更新になると思いますが、お付き合いください＾＾ (2012年5月18日 2時) (携帯から) (
レス) id: d2dbf80673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年5月9日 20時
