[JS 07] Bitter&Sweet。【JS Side】 ページ16
【JS Side】
僕の頬にキスをしたさやかちゃん。
僕は本当に驚いて
思わず彼女の目を見つめた。
JS「だっ…だんで…」
さやか「…ビックリした？」
JS「……」
さやか「驚くと、涙って止まるんだよ？」
「ほら」と僕の顔を見る。
僕も自分の手で頬を触る。
JS「……(照)」
さやか「(*^^*)」
さやかちゃんは微笑みながらも
顔を真っ赤にして照れていた。
さやか「ジュンちゃん…今日、何の日か、知ってる？」
JS「…だ…チョコの日…」
さやか「(笑) "バレンタイン"って言って(笑)」
JS「"バレンタイン"…」
僕に笑うとさやかちゃんは
「はい」と紙袋を差し出した。
僕は渡されるがまま受け取る。
さやか「さっきは、料理…あまり上手にできなかったけど、これはAと作ったから大丈夫だと思う(笑)」
JS「…作ったの？」
さやか「(*^^*)」
JS「あ、ありがとう…(照)」
さやか「ファンの子にもたくさんもらったかなーって思うけど…」
そう言うと、リビングのはじっこに
置きっぱなしになっている
プレゼントで溢れた紙袋を見る。
JS「あ゛ぁー…あれは一部(^^)汗 まだいっぱいあったーから、送ってもらう。」
さやか「じゃぁ、私のを１番に食べてね！手作りだから悪くなっちゃうとやだし…」
JS「わっかりました(^^)」
さやか「(^^)」
彼女は「よし！」と言うと
ソファから立ち上がり
「もう遅いから寝ます」と笑った。
僕はさやかちゃんに
「おやすみ」を告げると
紙袋のプレゼントと荷物と
彼女のチョコを持って
自分の部屋に入った。
JS「……(照)」
ほっぺたのキスを思い出すと
まだ少しドキドキする。
僕はベッドに座って
さやかちゃんのチョコの
ラッピングを外した。
JS「………」
…本当に彼女は僕のファンなのか。
大きなハートの形のチョコには
白い文字で"ＪＯＮＳＵ"。
僕は苦手ながらも一生懸命
この文字を書いてる彼女を想像して
思わず笑ってしまった。
そして指で"Ｏ"の上の部分を拭うと
その指を舐めた。
JS「…あ゛ま゛い…」
ふと気づくとテーブルの上には
"Aより"と書かれたもう１つの包み。
それはAちゃんからのチョコ。
JS「…はぁ…」
僕は甘い甘いチョコレートと
ちょっぴり苦いような気持ち、
２つの味のバレンタインを過ごした。
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natsu(プロフ) - はなさん» うわぁ！★そんなたくさん時間をかけて読んでくれたんですね(;_;)ありがとうございます！ここからはスローな更新になると思いますが、お付き合いください＾＾ (2012年5月18日 2時) (携帯から) (
レス) id: d2dbf80673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年5月9日 20時
