[JS 05] 歌声。【JS Side】 ページ14
【JS Side】
夕飯も食べ終わって
特にすることもなくて
僕達はリビングのソファで
なんとなくテレビを見ながら
お互いの話をしていた。
JS「今日ーはー、何しってたの？韓国ーを観光した？」
さやか「うん、Aと出掛けて買い物してきたんだ(^^)」
JS「あれ…Aちゃんはチャンミンとデートーでしょ？Aちゃんと別れたあっとは？」
さやか「疲れたから部屋で少し寝てた…そしたらジュンちゃんの声が聞こえたから(^^)笑」
JS「ぁ、僕、起こした？」
さやか「ううん、大丈夫(^^)笑 私もたくさん寝ちゃってたから、そろそろ起きないとって思って(笑)」
JS「……」
…なんだか不思議だなぁ。
僕が帰ってきた時は
さやかちゃんも真っ赤な顔をしてて
僕も気まずくて会話ができなかったのに…
今は自分でも驚くぐらい
自然な会話をしてる。
そんな事を考えながら
テレビに流れる音楽番組の曲に合わせて
無意識に鼻歌を歌う僕。
JS「〜♪」
そんな僕をじっと見てる
さやかちゃんの視線を感じる。
JS「……」
さやか「……」
目が合うと僕も目を反らせなくて
しばらく見つめ合っていた。
JS「……なに…？」
さやか「……ジュンちゃんの歌声…」
JS「え？」
さやか「ジュンちゃんの歌声って…こんなに近くで聞くと、何も考えられなくなっちゃう。」
JS「……」
さやか「目が反らせないとか、耳がジュンちゃんの声しか聞こえないとか、それだけじゃなくて…」
JS「……」
さやか「…それだけじゃなくて…なんて言うんだろう…意識が、すべてジュンちゃんにさらわれてく感じ…」
僕の目を見つめたまま
本当に真剣にそう言った彼女。
JS「……」
さやか「こんなの…初めて…」
そう言うと次第に涙を目に溜めていく。
JS「…どうして泣くの？」
さやか「わかんない…(泣)」
JS「悲しいこっと、思い出した？」
さやか「わかんない…わかんないけど…私、ジュンちゃんの歌声をこんなに近くで聞けて、すごく感激してるの…(泣)」
そう言って顔を伏せたさやかちゃん。
僕はこんなに素直に真っ直ぐ
気持ちを伝えてくれて、嬉しくて…
さやかちゃんの茶色くて細い
サラサラな髪にそっと触れ、撫でた。
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natsu(プロフ) - はなさん» うわぁ！★そんなたくさん時間をかけて読んでくれたんですね(;_;)ありがとうございます！ここからはスローな更新になると思いますが、お付き合いください＾＾ (2012年5月18日 2時) (携帯から) (
レス) id: d2dbf80673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年5月9日 20時
