第948話 来てた？【YN Side】 ページ8
【YN Side】
[]は韓国語↓
毎回ライヴの度に感じる幸せを
今日は一段と強く感じた。
だからかもしれないけど
途中でテンションが
上がりっぱなしだった僕。
ライヴが終わって
バックステージに入っても
興奮冷めやらぬまま
メンバーやダンサーさんや
バンドのみなさんにハグしていた。
YN「Yeah〜チャンミーン！！」
CM「おぉ〜う(汗) お疲れ〜」
汗だくのチャンミンは同じく汗だくの僕を
若干嫌そうにしながらハグを受け入れる。
YC「Yeah〜ユノ〜！笑」
YN「ユッチョーン！」
腕を広げるユチョンにハグしようとすると
頭を掻く振りをしてかわされた。
YN「(笑)」
ジェジュンは楽屋に遊びに来た
ソンヒちゃんと話をしてる。
ソンヒちゃんはまたいつものように
真っ赤な顔で興奮して
「カッコいい！」と繰り返す。
JJ[ところで、Aさん見た？]
僕は"Aさん"の名前が聞こえて
咄嗟にチャンミンの顔を見た。
CM[……]
聞こえてるのか、聞こえてないのか
それとも聞こえてない振りをしてるのか…
ひとり黙々と鞄を広げて
シャワーの準備をするチャンミン。
…何となく聞けなかったけれど
今日Aさん、来てたのかな…
SH[ううん、見てない…来てるの？]
JJ[わかんない…連絡しても返ってこないみたいだし…]
そう言ってユチョンを見る
ジェジュンとソンヒちゃん。
YC[……]
チャンミンはタオルと着替えを持ち
足早にシャワールームに向かう。
僕はそのあとを追った。
｜
｜
YN[チャンミン！]
早足で廊下を歩くチャンミン。
走って追いかける僕に足を止め振り返る。
CM[ん？]
YN[や…シャワー浴びるの？]
CM[…それ以外にどう見える？笑]
そう言いながら"Bigeast"と書かれた
大きなバスタオルとシャンプーセットを
僕に広げて見せた。
YN[あぁー…]
CM[ふ…(笑)]
黙ってしまった僕を
呆れたように笑うチャンミン。
YN[……？]
CM[A…来てたのかな。]
YN[…え？]
CM[やっぱり同じ国にいると、会いたい気持ちが抑えられなくなりますよね。]
少し照れたように俯くチャンミン。
CM[このあと、会いに行こうかとも考えたけど、急に会いに行ったら動揺させちゃうから、韓国まで我慢することにしました。]
YN[チャンミン…]
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月28日 3時
