第955話 いじけてる。【JS Side】 ページ15
【JS Side】
[]は韓国語↓
JS[……]
…ユチョンが怖い目をしてた。
久々に見た、あんな目…
JJ[俺、行ってくる！]
ケータイを手にして
追いかけようとするジェジュン。
JS[だ、ソンヒちゃんは！？]
JJ[…あ…]
僕の声に立ち止まり振り返ると
カウンターに座ったままの
ソンヒちゃんと目を合わせた。
SH[私の事は気にしないで！ユチョンオッパの所に行ってあげて！]
JS[でも…]
気まずそうにしてるソンヒちゃんが…
かわいそうっていうか
申し訳ないっていうか…
JJ[……]
CM[僕が行くよ。]
振り返ると上着を着ながら
チャンミンは僕達を見てる。
CM[僕、一部始終を見てたし。]
"Aだけでいい"とか
"何も知らない癖に"とか聞こえた…
JS[…や、僕が行く。]
何があったかはわからないけど
Aちゃんの事が絡んでるなら
チャンミンより僕の方が
ユチョンにとっていいんじゃないかな…
YN[…そうだな、ジュンスに任せるよ。]
JS[うん、後で連絡するよ。]
YN[わかった。チャンミンは何があったか教えて。]
CM[…うん]
JJ[……]
何事かと心配そうに見ている
スタッフさん達に深々と頭を下げて
「すいませんでした」と謝るユノヒョン。
そして座ったまま泣いてる
あの女性のもとへ行き
「大丈夫ですか？」と
おしぼりを渡していた。
｜
｜
JS[もしもし？ユチョン？]
YC[んー？ジュンスー？]
僕は電話をしながら
ユチョンの事を探して走り回る。
JS[今どこ？]
YC[あ、今？今ー…えーっとー…]
JS[何が見える？]
YC[何が…あ、今、ジュンスが目の前通り過ぎた(笑)]
JS[え゛っ！？]
ピタッと止まり
キョロキョロと周りを見渡す。
YC[ふぁははははは(笑)]
耳にあてたケータイと反対の耳に直接
ユチョンの笑い声が聞こえる。
JS[どこ！？汗]
YC[こっちこっち(笑)]
よく目を凝らすと
道にしゃがむ人が手を振ってる。
JS[そんなとこに座って…]
YC[(^^)笑]
僕は電話を切ると
ユチョンの隣に並んで座る。
JS[僕達、いい大人だよ？]
YC[えっ？笑]
JS[何があったか知らないけど、飛び出して、こんな道の隅っこに座っていじけてるなんて]
YC[ふ(笑) "いじけてる"って(笑)]
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月28日 3時
