Begin...【changmin】最終章-Part１- (ページ13)

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第953話あの時の。【YC Side】ページ13

【YC Side】
[]は韓国語↓

ケータイを閉じ、ふぅとため息をつき
グラスを片手にソファに
深く寄りかかるチャンミン。

俺は少し寂しそうなその姿を見て
まだAから連絡はないんだと悟った。

「ユチョンさん。」

呼ばれて顔を上げると
確か…４thのツアーの時に
一緒だったダンサーの女性。

YC「おっ、久しぶりすねー！」

「はい(^^) よかった覚えててくれて(笑)」

YC「おぼえてまっすよー(^^)笑」

…本当はギリギリで思い出したけど(笑)

YC「今日はどっ…プライベート？」

「友達とライヴを観に(^^)」

YC「あ、俺達の？」

「はい(^^)」

YC「かぁぁー…ありがとーざいぁす(笑)」

「…隣、いいですか？」

YC「あ…」

キョロキョロと周りを見渡すと
少しつめて「どうぞ」と、席を空けた。

「失礼します(^^)」

そんなに狭くないし、彼女も痩せてるのに
ピッタリ俺の横にくっつくように座った。

YC「……」

そしてチラッと横目で見ると
胸の辺りがいい眺め(笑)

スカートもびっくりするぐらい短いし(笑)

「本当、久しぶりですねー(^^)」

彼女は髪を耳にかけながら
どこかわざとらしい笑顔を
ニコニコと俺に向けた。

YC「(^^)汗」

…そうだそうだ。

この子、前にここで打ち上げした時に
俺、かなり酔っぱらってて
腰に手を回したような…(笑)

この少しキツい香水の匂いが
なんだか懐かしい記憶を蘇らせる。

YC「……」

…俺、この香り、嫌いだ。

「ライヴの後は決まってこのバーで打ち上げだったから、もしかしたら今日もここかなぁーって思って来たら、やっぱりいた(^^)」

YC「あぁー…(苦笑)」

「ずっと会いたかったんですよー！"今度飲もう"って約束したのに、連絡先聞きそびれちゃったし…」

YC「(^^)汗」

…そんな事言ったっけ？汗

YC「あぁー…酔ってたーから、覚えてねぇ(^^)笑」

「ひどいー！笑もうっ！ちゃんと約束守ってくださいよー！笑」

YC「あっ！今日、今ー…おっ酒飲んでる？」

そう言って彼女に
その辺のグラスを持たせる。

YC「ぁい、カンパーイ(^^)笑」

「私のじゃないしー！笑」

YC「これで約束守った(笑)」

「ちょっとー」だの「やだー」だの
キャアキャアやかましい彼女。

俺は目の前でじっと見てる
チャンミンに目配せをした。