Begin...【changmin】第７章-Part１０-完結 (ページ7)

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第927話ただ、それだけ。ページ7

さやか「チャンミンとは、どうなの？」

A「ぁい？泣」

涙が止まらない私に
ティッシュを差し出して聞くさやか。

私はボロボロになった化粧を
整えながら答えた。

さやか「チャンミンとは元通り？」

A「うん…倒れたって知って、韓国から来てくれて…」

さやか「やさしー…」

A「ずっと一緒にいてくれて、たくさん話して、仲直りした。」

さやか「そうなんだ、よかったねー！」

A「うん…でも、まだ…」

さやか「ん？まだなんかあるの？」

私はチャンミンに"待ってて"と告げたこと
プロポーズされて両親に会いに行ったこと
今の私達の現状をさやかにすべて話した。

さやか「…てことは、韓国公演に行けて、初めて乗り越えたってことになるんだね。」

A「うん…韓国でチャミに会って、そこでもう一度、今度は私からプロポーズがしたい…」

さやか「……」

A「それには、あと２ヵ月しかないの。」

さやか「２ヵ月？」

A「来週にはアジアツアーが始まって、韓国、中国、タイに行って、来月は日本でしょ？」

さやか「うん」

A「で、その次は韓国でファイナル…あと２ヵ月後には１人で韓国に行けるぐらい強くならないと。」

さやか「無理…しないでよ？焦らなくてもいいんじゃないの？」

焦らずにはいれないんだよ。

５人の活動の拠点が韓国だとか
韓国で暮らすとかではなくて…

A「ううん…私、"会いたい"の。」

さやか「え？」

A「チャミに会いたいの…"待ってて"なんて、私がつらいの…早く会って、"大好きだよ"って、"愛してる"って言いたいの…(泣)」

さやか「ちょっとぉ～…(汗) 泣かないでよぉ(汗)」

A「チャミに会いたいよぉ～(泣)」

さやか「わかったから！汗」

…本音をぶちまけた私はスッキリしたのか
そのまま眠ってしまったらしい。

早く会いたい。

会って「愛してる」って言いたい。

ただ、それだけ…

傷がどうとかよりも
ただそれだけを胸に強く想う。

だからそのために
チャンミンに会うために、がんばる。

そんな風にがむしゃらに過ごしていると
時間が過ぎるのなんてあっという間。

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カレンダーに×をつける。

A「……」

赤い○が着いた
韓国でのファイナルの日まではあと５日。

そして…明日はついに日本公演。