第940話 この街のどこかに。【CM Side】 ページ20
【CM Side】
[]は韓国語↓
『きょうはにほんこうえんです。
がんばるからおうえんしててね＾＾
あいしてる〜 チャンミン』
…日記のように毎日送るメール。
"愛してる"と最後に入れるのは
毎回毎回しつこくないかなって思うけど
会えない分、声が聞けない分、
これが精一杯の愛情表現だった。
CM[はぁ…]
ケータイをポケットにしまって
ホテルの最上階の部屋から
街並みを眺める。
…同じ国の、この街のどこかに
Aがいるって考えると
今の状況とか何も考えずに
どうにかして会いに行けないかって思う。
そう思うと何回も
ケータイに手を伸ばしそうになる。
そんな衝動を抑えながらも
小さく規則正しく流れる車の流れを
ただ、じっと眺めていた。
YN[準備できた？]
背後から声をかけられ
振り向くとユノヒョンが微笑みながら
同じように窓の外を眺めていた。
CM[はい…ヒョンは大丈夫？]
YN[え？]
CM[あまり寝てないんでしょ？]
YN[あぁ…飛行機で寝たから大丈夫(^^) それにユチョンより寝てるから(笑)]
CM[ユチョンヒョン、また朝まで起きてたんですか？]
YN[…顔見てきてあげて(^^)笑]
そう言うと部屋を出ていくユノヒョン。
僕はヒョンに言われた通りに
ユチョンヒョンの姿を探した。
するとユチョンヒョンは
リビングでぐったり、どんよりしていた。
CM[ヒョン、大丈夫？笑]
YC[あぁ…チャンミン。]
CM[眠いの？]
YC[うん…]
CM[ライヴなのに…(笑) 移動の間に少しでも寝た方がいいよ？]
大きなあくびをすると
腕を組み、目を閉じるユチョンヒョン。
完全に寝る体勢。
YC[出発する時間になったら起こして。]
CM[や、もう時間だよ？笑]
YC[………はぁー…]
ため息をつくと立ち上がり
重い身体をひきずるように
ベッドルームに荷物を取りに行くヒョン。
そこにiPodを聞きながら
鼻歌を歌うジュンスと
ジェジュンヒョンを呼びに行った
ユノヒョンと
ソンヒちゃんの部屋から帰ってきた
ジェジュンヒョン。
みんなが荷物を持ってリビングに集まり
マネージャーに続いてホテルを出発した。
CM[……]
ライヴが始まる時間まであと５時間。
今、この街のどこかにいるAは
今日のライヴを観に来てくれるのかな…
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natsu(プロフ) - ありがとうございます^^ (2012年4月28日 22時) (携帯から) (
レス) id: d2dbf80673 (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｬﾐlove - 更新ふぁいてぃん! (2012年4月28日 21時) (携帯から) (レス) id: de2c62f83a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月28日 1時
