Begin...【changmin】4 (ページ39)

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ep189 【YH Side】ページ39

【YH Side】

"ヒョン達と電話がしたい。"

チャンミンはそう言って
誰かにお願いをしてる。

電話の相手は誰だかわからないけど
チャンミンなりに"少しでも"…と
問題解決に向けて動いてるんだろう。

マンネ、マンネと、年下だと思って
守らなきゃと思って
今まで過ごしていたけど…

チャンミンがいて僕は本当に心強い。

僕はつい胸が熱くなって
涙が出そうになった。

CM「……寂しいですよ。ユノヒョンはいつも頑張ってます。きっとぉーぼっくがぁ年下だからぁ、あまり弱いところは見せないですよ。でも可哀想なんですよぉーひとりで頑張ってて…」

CM「だからぁ、僕も支えてあげたいけどぉ僕ひとりよりもヒョン達もいた方がぁ、支えになるからぁ、電話だけでもぉ、させてあげたいですよ。」

CM「…はい、だっからー、一緒に頼んでくれませんか？僕もぉ頼みましたけっどぉ、聞いてもらえませんでした。だからぁ、お願いします。」

チャンミン……

これじゃぁ
どっちがお兄さんだかわからないね。

―――― コンコン

CM「おっ(汗) はい？(汗) なんですか？(汗)」

焦りすぎだよチャンミン(笑)

僕は涙を拭いて明るく振る舞いながら
ドアを開けずに声をかける。

泣き顔を見られたくないし
チャンミンもその電話は
僕に秘密のつもりみたいだから。

でも僕にも日本語で話したら
何か企んでることがバレちゃうよ？(笑)

YN「ちょっと出掛けてくるね。夕方には帰ってくるから夕飯は一緒に食べよう。」

僕はあえて日本語で話す。
チャンミンの優しさが嬉しかったから
少しだけ意地悪してみた。

CM「あ、はい、わっかりました。いってらっしゃーい。気を付けて。」

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僕は事務所へと車を走らせる。

…さてと。

僕も頑張らないとな。

"東方神起のリーダー"は
この僕しかいないんだから。

もう何度もこうやって
ひとりで直談判をしに行っているけど
今日はなんだかいつもよりも強気な僕。

一週間後、事務所から
"監視の前でなら３人と電話をしてもいい"
…と、話があった。

僕は本当に嬉しかったけど、それ以上に
大袈裟に喜んでチャンミンに抱きついた。

チャンミンは何も知らない振りをして
照れたように笑って一緒に喜んでいた。

ありがとうチャンミン。

不器用なお前の優しさは
ちゃんと伝わってるから…