Begin...【changmin】4 (ページ38)

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ep188 【YH Side】ページ38

【YH Side】
[]は韓国語↓

"無期限活動休止"

それが今の僕達の現状。

僕は焦りを感じていた。

YH[……]

"無期限"？

いつまで待てばいいの？

何回話し合いを重ねても
解決しないじゃないか。

それに歌も歌えない。

ダンスもできない。

せめて３人みたく
音楽に関わる仕事がしたい。

仕事があるだけで有り難いのは
ちゃんとわかってるよ。

でも…これじゃダメなんだよ。

Aさんに…

…チャンミンに申し訳ない。

YH[はぁ…]

チャンミンはAさんが
日本に帰ってしまった事を知っても
何も言わなかった。

前に別れた時みたく
落ち込みもしなかったし
僕の前で泣きもしなかった。

ただ、新しい指輪は肌身離さず
衣装に関係なく持ち歩いていた。

僕はチャンミンにAさんとの事を
言えないままだった。

もしかしたら勘の鋭いチャンミンだから
何か気づいているのかもしれない。

だけど何も言わず
むしろ笑顔で仕事をこなしている。

Aさんは帰国してから
何も連絡はしてこない。

最後に空港で遠くから見送った時も
泣かずに笑っていた。

YH[……]

…２人とも、僕を責めてよ。

やさしいから、何も言わない。

苦しいはずだよ。

辞めるか別れるか…
どちらかを選べなんて、残酷だよ。

愛する人が自分の元からいなくなるなんて
悲しくて寂しいはずだよ。

でも決して僕を責めることはせずに
笑顔でこの繰り返す毎日を過ごす。

…僕の胸は罪悪感でいっぱいだった。

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休みの今日、僕はひとり
事務所に向おうと準備をしていた。

少しでも早く解決するように。
直談判するつもりだ。

部屋を出てリビングに向かうと
チャンミンの部屋から話し声がする。

盗み聞きはよくないけど
部屋のドアに耳をあてて息をひそめた。

CM「…はい、元気にしてます…ユノもぉ元気です。」

…日本語？Aさん？

でも雰囲気が違う…

CM「……大丈夫です、ちゃんとぉーご飯も食べてるし寝てます。ありがとうございます。」

CM「……急に電話してごめんなさい。あぁー…じっつはぁお願いがあって……や、その問題とはぁーちょっとぉ違いますよ。」

CM「……その問題はぁちゃんと事務所と３人とで話し合ってますよ。ぼっくがぁお願いしたいのはぁ……電話がしたいんです。」

CM「…はい、電話です。ヒョン達と。」