第910話 嫌。【YN Side】 ページ10
【YN Side】
[]は韓国語↓
日本での宿舎に着き
それぞれ仮眠を取ったり映画を観たり。
明日からまた始まるハードスケジュール。
その前のわずかな休日を
僕達は思い思いに過ごしていた。
ソファに座ってケータイを見つめ
腑に落ちない顔をしているジェジュン。
僕はマグカップにコーヒーを２つ持ち
その隣に座った。
YN[どうしたの？]
JJ[えっ？]
YN[今日ずっとこんな顔してない？]
そう言って眉間にしわを寄せて見せる。
それを見てやっと
元の顔に戻したジェジュン。
JJ[……]
YN[何かあった？悩み事？]
JJ[……や、悩み事ってゆーかぁ…]
YN[心配事？]
JJ[うーん…]
YN[ソンヒちゃん？]
JJ[……]
小さく"うん"と頷いてため息をついた。
YN[やっぱり(笑) ケンカでもした？今日ジェジュンずっと機嫌悪いし。]
JJ[え…そう見えた？汗]
YN[うん(笑) ジュンスが心配してた。]
JJ[そっかぁー…ごめんねー…]
YN[いや、全然いいんだけど、何があったの？]
ジェジュンはまたため息。
そしてコーヒーを一口含むと
遠い目をした。
JJ[ソンヒがねぇ、今日サークルの飲み会なんだって。]
YN[うん]
JJ[……それだけ？]
YN[え？汗 なにが？汗]
JJ[サークルの飲み会なの！]
YN[え、うん……だから？汗]
JJ[……嫌じゃん。]
唖然とする僕をよそに
口を尖らせてしょんぼりしてる。
YN[嫌ー…なの？汗]
JJ[…飲み会に行くこと自体は嫌じゃないよ？]
YN[うん]
JJ[でも、俺はサークルって入ったこともないから楽しさはわからないし、でも楽しいんだろうなーって思う。]
YN[うん、楽しいよ。]
JJ[俺が忙しくてかまってやれないから、そうゆうのがあるといいなって思うし…]
YN[うん]
JJ[だけど…だけどさ？]
YN[……]
JJ[忙しくて休みがあまりないからこそ、休みの日には予定を合わせて欲しいんだよ！]
YN[あぁー…でもそれは]
JJ[ワガママだってわかってる！ソンヒにもソンヒの生活があるし！]
YN[うん、そうだね。]
JJ[でも…だからってわざわざ飲み会なんか…連絡も返してくれないし…]
YN[……]
JJ[そうゆうの、全部ひっくるめて嫌なの！]
ジェジュンはまたしょんぼりしていた。
第911話 意地悪。【JJ Side】→←第909話 怒ってる？【CM Side】
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月27日 1時
