Begin...【changmin】第７章-Part９- (ページ4)

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第904話「どんより」。【JS Side】ページ4

【JS Side】

A「もしもし？」

JS「もしもーし？Aっちゃーん？」

A「え…ジュンちゃん？」

JS「うん！」

A「あっははははは(笑) ユチョンのケータイからだから、ユチョンかと思った！笑」

…Aちゃんが笑ってる。

最後に会った時…

一昨日はユチョンとケンカして
Aちゃんは泣いて泣いて

泣き疲れて眠っちゃって
そのまま僕は置いて帰ってきてしまって…

A「ジュンちゃん、元気ー？」

JS「元気だよぉー」

A「お腹壊したりとかしてない？笑」

JS「あぁー…なんでお腹？」

A「カレー(笑)」

JS「カレー？？」

A「うん、カレー(笑)」

僕はAちゃんの家で過ごした日々や
Aちゃんが喜んでくれるのを楽しみに
カレーを作った時のことや

ユチョンと３人でご飯を食べながら
たくさん笑った事を思い出して
胸がほっこり暖かくなった。

JS「大丈夫ー(笑) 元気元気！」

A「ツアーのリハーサルとかもあるし、本当それだけが心配で…(笑)」

JS「しっつれいだなぁー！笑僕のカレー、おいしいって言ってたじゃぁーん！」

A「あはははははは(笑)」

よかった…ちゃんと笑ってる。

僕はその笑い声を聞きながら
「直接笑顔が見たいなぁ」と思いながら
隣を歩くユチョンを見つめた。

YC「……」

JS「……」

いつもなら"A"に
真っ先にリアクションして
近づいて来るのに

まだ"ユチョンだいきらい"のメールを
気にしてるのか、避けてるのかな。

だけど僕の話し声を
耳を大きくして聞いてるみたい(笑)

A「ユチョンも元気？」

JS「あぁーユチョン？」

ぴくっと反応するユチョン。

JS「元気ー…だっけどぉ…」

A「え？」

JS「でも、元気じゃない。」

A「え？笑」

JS「ひっとことーで言うならぁー…"どんより"？」

YC「ふ…(笑)」

A「…それ、元気じゃないじゃん(笑)」

JS「ちょっくせつー、話す？ユチョンと。」

A「あ、うん。」

「ちょっと待って」と伝えると
僕はユチョンにケータイを渡した。

そのままケータイを閉じて
ポケットにしまうユチョン。

JS「ユッチョン！汗」

YC「あぁー…時間ーがーないからー…」

そう小さく言うと早足で
前を歩いて行ってしまった。