第915話 頑張る。 ページ15
[]は韓国語↓
実家を出て乗り込んだタクシーの中で
チャンミンに言ったこと。
"ヒョン達、来てるんでしょ？
だったらヒョン達の所に帰って。"
これは冗談なんかではなく
私としては結構…本気だった。
チャンミンと幸せになるために
「待ってて」とも伝えたし
「がんばる」と宣言した私。
でも突然のプロポーズ…そして
私の両親への挨拶。
きっと東方神起の韓国での活動が
本格的に始まる前に
落ち着きたい…んだと思う。
チャンミンは焦ってるのかな。
だけどそんな勢いではなく
気持ちを合わせて結婚はしたい。
でも彼の仕事上、タイミングや
勢いに任せるような形になるのは
仕方がないことなのかも…
しかも同じ国に住んでるわけじゃないし。
だから、私も少しでも早く
自分と向き合わなくてはと
チャンミンと離れて
長期間１人になれる時間を
作りたかったのに…
CM[ん゛〜〜〜…あれ？A、起きてたの？]
寝ぼけて呂律が回らないまま
ボソボソと話すチャンミン。
目を擦ると自分を見つめる私を見て
ニコッと微笑んだ。
CM「…おはよ(^^)」
A「おはよう(^^)」
そんな事を考えながら
隣でぐっすり眠るチャンミンを見てたら
もうすっかり朝になってしまった。
CM「(^^)」
甘えるように腕を私の首に絡ませ
"おはようのキス"をする。
そしてそれに応えてしまう私…
なんだか素直に笑えてない…気がする。
私はベッドから立ち上がると
カーテンを全開にした。
上半身を起こしたまま
眩しそうな顔をするチャンミン。
A「さぁっ！シャキッとしないと！今日から私も仕事、チャミも仕事だ！」
CM「…もうサボらないの？笑」
A「私はサボったり逃げ出したりする性格じゃなぁーいの！今日から頑張る！」
CM「ふ…(笑)」
窓の外を見つめたままそう言う私を
後ろからそっと抱きしめたチャンミン。
A「……？」
CM「…しばらくー、会わない…つもりだよね？」
A「……」
突然のチャンミンの言葉。
顔は見えないけれど
きっと寂しそうな顔をしてる。
私は小さく頷いた。
CM「僕、待ってるよ？どんなに時間がかかってもー、ずっと待ってる…」
A「……」
CM「次に会えるーのは…韓国？」
A「…もしかしたらね。」
CM「じゃぁ…韓国ーで待ってる。Aが来てくれるのを…」
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月27日 1時
