第911話 意地悪。【JJ Side】 ページ11
【JJ Side】
[]は韓国語↓
…わかってる。
ただのヤキモチ、ワガママ。
YN[すぐ連絡返せないのは、僕達だって同じじゃん！仕事や付き合いで飲んでたら返せないし…]
そんなのもわかってるのに…
YN[休みだって不定期だし、すれ違いは仕方ないよ！]
JJ[でも、仕事終わったあと、俺だけ飛行機の時間遅くして少しでも会えたのに。]
YN[…いつから会ってないの？]
JJ[…おとといから。]
ユノは鼻で笑うと
俺の肩をバシッと叩いた。
YN[たった３日じゃん！笑 僕なんか３週間も会ってないんだよ！？笑]
俺は肩を擦りながら
ユノの興奮振りを見つめた。
YN[ジヨンなんか"私の方が忙しいんだから！"とか言って会ってくれないし！だから僕から電話してばっか！]
JJ[あっは(笑) …ジヨンさん、ユノの事好きじゃないんじゃない？笑]
意地悪を言うと
ユノは一瞬不安そうな顔。
今度は俺に意地悪を言う。
YN[ソンヒちゃん、今頃酔ってつぶれちゃってるんじゃないかなぁ〜？]
JJ[えっ？]
YN[未成年なのに飲み会なんて、いけないんだー！また飲まされて他の男の肩に寄りかかって寝てるかもよ？]
JJ[…む、無理して飲まないって約束したもん(汗)]
YN[寝てる隙にちゅーされちゃってるかも！誰かさんがしたみたいに(笑)]
JJ[……(汗)]
また胸の中のモヤモヤが大きくなって
押さえていた不安が
みるみる膨らんでいく。
そしてもう十何回目かの
呼び出し音を聞く。
―――― プルルルルッ
―――― プルルルルッ
―――― プルルルルッ
JJ[…出ねぇ(汗)]
YN[あはははははは(笑) やっぱりつぶれちゃってるんだ！笑]
JJ[…韓国帰っていい？汗]
YN[おい！笑]
俺は大きなため息をつくと
動揺した気持ちを落ち着かせるため
コーヒーを飲み干そうと
勢いよく口をつけた。
だけどコーヒーは
思った以上に熱くて…
JJ[熱っ！！汗]
YN[大丈夫！？汗]
ユノが俺の顔を覗き込み
口を押さえていた俺の手をどかす。
JJ[火傷したぁー…(汗)]
YN[ちょっと見せて？]
そう言いながら俺の唇に
触れようとした時…
―――― ガチャッ！
JS[！！]
JJ[……？]
驚いた顔のジュンスと目が合う。
JS[…何してんの？汗]
YN[え？]
JJ[や、これは…(汗)]
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月27日 1時
