第869話 会いたい。【JS Side】 ページ9
【JS Side】
[]は韓国語↓
ユチョンがケータイを見つめて笑った。
微かに笑ったその声が
隣にいた僕の耳に入って
僕は内容が気になりアイマスクを外すと
ユチョンのケータイを覗き込む。
JS[あっ！]
そこにはチャンミンとAちゃんが
笑顔で映った写メール。
その２人が本当に幸せそうで…
チャンミンのこんな笑顔も
久しぶりに見たし
Aちゃんのこんな笑顔は
僕とユチョンじゃ作れなかった。
やっぱり２人は一緒じゃなきゃ
ダメなんだよね…
それにしても…やっぱり
Aちゃん、かわいいなぁ〜！
JS[はぁーっ…]
YC[あぁ〜〜…]
JJ[ちょっとぉー！笑]
YN[またため息ついた！笑]
何が楽しいのかわからないけれど
ユノヒョンとジェジュンはまた
窓を開けて空気の入れ換え。
僕は寒いから窓を閉めながら
２人の方へと振り返った。
JS[ねぇ、Aちゃん、ライヴ来てくれるかなぁ。]
YN[え？]
JS[チャンミン、ちゃんとチケット渡してくれたよね？]
JJ[ん〜…渡せたんじゃないかなぁ。]
ケータイをポケットにしまいながら
ユチョンが呟く。
YC[渡せたとしても、Aが一人で韓国に来れるかが問題だよ…まだ怖いかも。]
JJ[そっか…そこまで事件の事、乗り越えられてない？]
YC[昨日の感じだと。]
JS[韓国語…解るようになったから、それはそれで傷つくような事もあるかもしれないしね。]
YN[えっ！？Aさん、韓国語話せるようになったの！？]
JS[うん、ペラペラ！]
JJ[すっげぇ〜！]
JS[ねぇ、ジヨンさんとかぁソンヒちゃんに迎えに行ってもらえば？]
YC[日本まで？]
JS[うん！だって僕、Aちゃんがライヴに来てくれないなんて、やだよ！]
僕の言葉を聞いてジェジュンが
「気持ちはわかるけどぉ〜」となだめる。
YN[僕、前に聞いてみたんだけど、２人とも予定があってその日は迎えに行けないんだって。]
JS[えぇ〜…]
YC[……]
JJ[…じゃぁ、Aさんが頑張って一人で韓国まで来るしかないって事かぁー…]
YN[うん…]
JS[……]
YC[はぁー…]
Aちゃんは、ちゃんと頑張って
韓国まで来てくれるかな…
昨日会ったばっかりなのに
もう会いたいよ。
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月26日 21時
