Begin...【changmin】第７章-Part７- (ページ16)

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第876話「緊急？」。【CM Side】ページ16

【CM Side】
[]は韓国語↓

―――― ブーッブーッブーッ

静まり返った寝室に
僕のケータイのバイブ音が響く。

CM「…んー…」

A「スー…スー…」

僕は気だるい体をそっと起こすと
Aが起きてしまうかもと思い

相手も確認せずに急いでそのまま
電話を切り、また布団に潜り込んだ。

―――― ブーッブーッブーッ
―――― ブーッブーッブーッ

CM「……(怒)」

僕はしつこく鳴る電話に
イライラしつつも「緊急かも」と思い
静かにベッドを抜け出す。

そして床に散乱している下着と
Ｔシャツとスウェットを探し出すと
リビングへ向かった。

｜
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｜

ケータイを開くと
表示には"JUNSU"。

時間は深夜の３時過ぎ。

僕は非常識な時間に
しつこく電話をかけてくるこの人に

呆れてる事が伝わるように
わざと冷たく電話に出た。

CM[…なに？]

JS[あ、チャンミン？]

CM[緊急の話？どうでもいい話？]

JS[え？き、緊急かも…]

"かも"？
自信ないんですか？

僕は絶対くだらない事だと思いながら
「用件はなんですか？」と聞いた。

JS[Aちゃん、元気？]

CM[昨日まで僕に内緒で泊まって、会ってたんじゃないんですか？元気かどうかは、ジュンスがよく知ってるでしょ？]

JS[だっ、違くてぇー]

CM[じゃあ何ですか？]

「もぉー怒らないでよー」と
ブツブツ言うジュンスを無視して
「早く話してください」と急かす僕。

JS[Aちゃん、泣いてたでしょ？]

"泣いてた"？

確かに僕と会ってから
たくさん泣いてたけど…

CM[…いつですか？]

JS[昨日…]

CM[昨日は、僕はまだ韓国にいたんで知りませんよ。昨日も泣いてたんですか？]

JS[うん、今朝まで…泣き疲れて寝ちゃったんだ。]

ヒョン達が帰ってから僕が来るまでの間？

もしかして…

CM[…ユチョンヒョンと…何かあったんですか？]

JS[え？]

CM[ヒョンからAに"ごめん"ってメールが来たから…深くは聞きませんでしたけど。]

JS[うーん…]

"ごめん"の理由を聞きたかったけど
なんとなく聞けなかった。

まさかユチョンヒョンが
Aを泣かせるなんて…

僕の知らない間に
一体、２人に何があったんだろう。