Begin...【changmin】第７章-Part６- (ページ20)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:15,251 hit

第860話隠さないで。ページ20

チャンミンの意地悪のおかげで
たくさん汗を掻いた私達は

近くの石畳の川に流れる
冷たい水に足を浸して休憩。

膝までデニムを捲りあげて
「あ゛ぁ～」と声をあげるチャンミン。

私はその姿を横目に見て笑いながら
パンツを捲りあげる。

捲りあげたパンツから
火傷の痕が少し見えているのに

無意識で気づかなかった私は
チャンミンの目線でハッとした。

CM「……」

A「……」

気まずい空気が流れて
私は捲った部分を降ろそうとする。

その手をチャンミンは
パッと掴んだ。

A「……？」

CM「そのままでいてください。」

A「……」

CM「Aが、そのままのAでいられるように…隠さないでください。」

A「…チャミ…」

その言葉に応えるように
そっと手を離した私。

俯いてしまう私と
何も話さないチャンミン。

…気まずい…

―――― ！？

A「冷たっ…(汗)」

急に顔に水がかかりその方向を見ると
チャンミンがいたずらっ子のような顔で
私を見て笑っていた。

A「…ひどーい(笑)」

CM「(^^)笑」

私は今度は仕返しができるように
両手で水をすくい、チャンミンにかける。

CM「おっ(笑) ひどい！笑」

A「(^^)笑」

CM「A…覚悟はできてまっすか？」

そう言うと大きな手を水に浸して
戦闘体制に入るチャンミン(笑)

A「いやっ、やめて(汗)」

CM「やめません(笑)」

A「ちょっと！汗」

CM「(笑)」

…結局いい年して公園で
水かけっこした私達。

私は髪も服も全部びしょびしょで
チャンミンのＴシャツは絞れるぐらい(笑)

A「もー…最悪(笑)」

CM「楽しかったです(笑)」

A「楽しくない！笑風邪引く！笑」

「栄養ドリンクなんか意味ない」と
ぶつぶつ文句を言う私に
ドサッとパーカーを投げるチャンミン。

私は着ていたシャツを脱ぐと
タンクトップの上からチャンミンの
ブカブカのパーカーを羽織る。

横を見ると…上半身裸のチャンミン。

A「チャミも、か、風邪ひくよ…？照」

CM「大丈夫。天気がいいからぁ、Ｔシャツもすぐ乾くーしぃ、それまでだから(^^)」

A「……(照)」

私はいつまで経っても
このチャンミンの姿に慣れないでいた。