Begin...【changmin】第７章-Part５- (ページ9)

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第829話特別。【JS Side】ページ9

【JS Side】
[]は韓国語↓

お風呂からあがると
リビングに２人の姿がない。

ほんの少しだけ「もしかして」と思い
寝室を覗くと寝室にもいない。

僕は首を傾げていると
ベランダの窓が少しだけ
開いてることに気付いた。

JS「……？」

近づいてみると
Aちゃんの肩に手を置いて
真剣な顔をしているユチョンの姿。

YC[A…愛してるよ。]

JS「！！」

聞いちゃいけない。
聞いちゃいけないんだけど…

僕はその場から離れられずにいた。

YC[だから早くチャンミンと幸せになって。俺、Aの幸せそうな顔が見たい。]

JS「……」

YC[俺の想いが報われるには、Aとチャンミンが幸せにならなきゃダメなんだよ。他の誰かじゃダメなんだよ。]

"他の誰かじゃダメ"

ユチョンもすごく
Aちゃんを愛してるのに…

本当に愛してるからこそ
Aちゃんの幸せを願ってる。

僕は…僕は…

｜
｜

YC[ジュンス]

Aちゃんと入れ換えに
ベランダに２人になった僕とユチョン。

さっきの光景が頭から離れない僕は
ユチョンに呼ばれるまで
ぼーっとしてる事に気づかなかった。

JS[なに？]

少しだけ遅れて返事をすると
ユチョンは「正直に言って」と前置き。

その言葉で次にくる言葉がわかる。
僕もちゃんと言わなきゃと決心できた。

YC[Aの事、好き？]

真剣な表情のユチョン。

JS[……好き。]

YC[……]

言っちゃった。

ユチョンは僕の予想通り
ため息をついたまま固まってる。

JS[でもね、ユチョンやチャンミンとは違う"好き"だと思う。]

YC[…どうゆうこと？]

JS[うーん…家族…とは違う。それよりもヌナみたい…って言うのかな。特別なヌナって感じ。同い年だけど。]

YC[……]

JS[僕はAちゃんを大切に思うよ、すっごく。]

YC[うん]

JS[会いに来たのだって、一緒に年越ししたかったのに来なかったし、僕やジェジュンやユノヒョンやチャンミンの誕生日までも、一緒にいれなかったでしょ？]

YC[…うん]

JS[僕はやっぱりいつでも、"ここにAちゃんがいればなぁ～"って思ってたし、会いたかった。]

クリスマスから今までの時間
Aちゃんがいなくて

ただ寂しかった気持ちを思いだし
なんだか苦しい。