第824話 りんごとハチミツ。【JS Side】 ページ4
【JS Side】
JS「あとハチミツとー…」
僕が思い出してると
Aちゃんがごみ箱から
カレールーの箱を取り出した。
A「もしかしてジュンちゃん…この箱のパッケージ見て作った？」
JS「そうそう！りんごとハチミツ！」
A「やっぱり…(笑)」
ユチョンはAちゃんの持つ
そのルーの箱を見て「本当だ」と呟いた。
Aちゃんはずっと笑ってる…なんで？
りんごとハチミツ、入ってるじゃん。
ちゃんと僕、入れたよ？
「りんごが入ってるなんて珍しいなぁ〜」
って、ちょっと僕も思ったんだけど…
もしかしたら、こうゆうカレーが
Aちゃんは好きなのかなって思って。
…なんで笑うの？一生懸命作ったのに…
僕が少し落ち込んでると
Aちゃんは優しく微笑んだ。
A「でも…ジュンちゃん、頑張って作ってくれたんだよね(^^)」
JS「えっ？」
A「りんごとハチミツは、カレールーの中に元々入ってるから入れなくてよかったんだよ(笑)」
JS「そうなの？」
YC「トマトは？笑」
A「トマトも入ってるかもしれないけど…具として入れても美味しいんじゃない？笑」
YC「(笑)」
そっかぁ…入れなくてよかったんだ…
JS「なぁんだよぉーこの箱っ！こんな写真だっから間違えちゃったじゃないかぁー！」
YC「ジュンスが悪いんじゃん(笑)」
JS「だっ、ぼっくが知ってるカレーとは違うーからぁー」
YC「ふぁはははは(笑)」
また失敗した僕は箱に八つ当たり。
そんな僕を見てクスクス笑ってる
Aちゃんに、なんだか照れる…
A「(笑) でも、私辛いのあまり得意じゃないから…」
JS「え？」
まさか…カレーにした事自体、失敗？汗
A「ジュンちゃんのカレー、甘くて好きかも(^^)笑」
JS「……にゃっはっはっはっは(笑)」
なんか恥ずかしぃ〜〜(照)
でも嬉しくて僕は笑う事しかできなくて…
JS「本当！？ よっかったぁ〜！そうだって知ってたーからぁ、甘くしたんだよぉ〜！」
こんな照れ隠しも
笑ってくれるAちゃん。
「やさしいなぁ〜」と言う
ユチョンみたいに
肝心な所で素直に言えない僕。
だけどこんな僕の気持ちも
Aちゃんの為に作った
僕のへたくそな料理で
ちゃんと伝わったらいいな…
第825話 「いただきます」。→←第823話 ジュンスの料理。【YC Side】
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月26日 13時
