Begin...【changmin】第７章-Part５- (ページ12)

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第832話謝罪。【YN Side】ページ12

【YN Side】
[]は韓国語↓

「ついてきてください」と言われて
僕達が連れていかれたのは

さっきいた部屋よりも
何倍も大きな会議室。

その部屋に入りまず目についたのは
テーブルの上のたくさんの書類やハガキ。

YN[…これ…]

JJ[うっわぁ…]

JS[……]

目を丸くして驚く僕達に
握手をしようと手を伸ばして
近づいてくる人。

それは日本の事務所の
社長と副社長だった。

僕は「社長！」と驚きすぐ頭を下げた。
それを見た４人も一斉に頭を下げる。

YN「すいませんでした！」

深々と頭を下げて顔をあげると
２人とも少し驚きながらも
ニコッと優しく笑った。

僕はその表情を直視できなくて…

電話でも何回も謝ったけれど
やっぱり直接顔を合わせて謝るまで
スッキリしなかった。

僕はただ、今まで言えなかった
謝罪の気持ちを言葉にしていく。

YN「僕達、何も話さないまま事務所を出ったりして、勝手なこっとをしてごめんなさい。」

僕の隣にチャンミンが並ぶ。

CM「たくさん迷惑をかけて…ごめんなさい。」

もう一度頭を下げた僕達に
一緒になって謝ってくれる３人。

社長と副社長は僕達の肩を叩くと
「もういいよ」とハグをする。

そして「ゆっくり話をしよう」と
僕達に座るように促した。

｜
｜

５人並んで席につく。

周りには韓国の事務所の社長と
数名のスタッフさん
そして事務所側の弁護士さん。

ジェジュン達の弁護士さんと
韓国のマネージャーだったスタッフさん。

そして日本の事務所の社長と副社長と
日本のマネージャーだったスタッフさんと
"東方神起チーム"の数名のスタッフさん。

たぶん通訳の人が数名。

日韓、双方のたくさんのスタッフに囲まれ
また緊張感が増していく。

YC[……]

CM[……]

さっきまであくびをしたり
不機嫌だったみんなも顔が固くなってる。

JJ[……]

JS[……]

僕は嫌な空気を取り払うかのように
思いきってみんなの気持ちを口にした。

YN[あの…今日はどうして僕達を…]

僕の言葉を受けて
「ではさっそく本題に入りますか」と

１人のスタッフが大きなスクリーンに
この間渡されたDVDを映し出した。

僕達はあれからもう何度も
この映像を観てきたけど

また食い入るように
映し出された映像をじっと見つめていた。