Begin...【changmin】第７章-Part４- (ページ20)

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第820話なんで！？【YC Side】ページ20

【YC Side】

ただ、なんとなく。

本当になんとなぁ～く
ただ、声が聞きたくなっちゃって。

出ないだろうと思いながら
Aに電話をかけてみた。

そしたら、出た。

出ると思わなかったからびっくりして
ケータイを落としそうになったけど…

…話してみたらAじゃなかった。

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｜

電話を切ったあとの俺は
もう、とにかく必死で。

「Aが倒れちゃったので
今から迎えに来てもらえませんか？」

「時間かかる」と言う俺に
「待ってます」と答えるAの友達。

きっと俺じゃなくても
探せば近くにいる親しい人が
Aを迎えに行けただろう。

だけど、俺が行きたい。
だって心配だし、好きだから。

できるだけ早く、Aのもとへ。
とにかく急いでいた…

…チャンミンの事も忘れて(笑)

A「…このこと、チャミは知ってるの？」

YC「え？あぁー……知らない(笑) 言わなきゃ、怒っちゃうー…よね？」

首を振り「言わないで」と言うA。

YC「…うん…Aがーそう言うなら…言わないけど…」

A「(^^)」

また作り笑顔。

さっきは思わず笑っちゃったけど
あまりにも悲しい顔をして笑うから
見てられなくて、目を反らした。

YC「……」

Aはなんで
チャンミンに言わないんだろう。

俺にはなんでだかわからない。

だって弱ってるときって
１番好きな人に
１番近くにいて欲しいだろ？

それにチャンミンが知ったら
俺みたいにすぐ飛んでくるのに…

ずっとAと連絡を取ってなかったから
２人の状況とかわからなかったけど
やっぱり２人はまだ…

YC「……」

A「……」

俺は黙って隣を歩くAに
チャンミンとの事を聞けずにいた。

｜
｜

Aの家の前に着くと
そのまま帰ろうとする俺に
「あがってって」と言う。

少し悩んで「じゃあ」と
お言葉に甘えて玄関に入る俺。

YC「おじゃましま～す……」

―――― ！？汗

そこにあるのは男物の靴。

YC「……(汗)」

そして聞き覚えのあるあの声が…

JS「お帰りー！おっそいから心配したよぉ～！」

YC「ジュンス！？汗」

JS「ユチョン！？汗」

A「？？」

そこには驚いて口をパクパクさせながら
エプロン姿で立ち尽くすジュンスがいた。