Begin...【changmin】第７章-Part４- (ページ8)

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第808話タイムリミット。【CM Side】ページ8

【CM Side】

ジェジュンヒョンとの会話を思い出し
深く考え込んでしまった僕は

「大丈夫」と言ったAの笑顔が
頭に浮かんできて、それだけで
何だか救われた気分になった。

"たとえすべてを僕が失っても
君だけがそばにいてくれたら
どんな嵐も乗り越えてゆけるから"

…まさに僕の今の気持ち。

耳を塞いでAに言った言葉。

「２人で幸せになろう。
ずっと一緒にいよう。

いつか僕達に赤ちゃんが産まれたら
世界一幸せな僕達の元に産まれて
世界一幸せになれるように
たくさん愛してあげようね。」

この気持ち届いたら…
その答えはYESだって言ってね。

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気がついたら寝てしまっていた僕は
ケータイにセットしたアラームで
目を覚ました。

CM「……」

はぁ…最悪だ。

一緒にいれる時間は限られてたのに
先に眠ってしまうなんて。

アラームを止めて一人後悔していると
暖かい感触に気がつき…
隣で眠っているAを見つけた。

CM「……」

朝起きて隣にAがいるなんて
なんて幸せなんだろうと改めて感じる。

愛しくてつい微笑んで髪を撫でる僕。

本当はこの寝顔をずっと見ていたいけど
飛行機の時間に遅れてしまう。

僕は起こさないように
そっとベッドを抜け出すと
リビングに向かった。

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リビングには大きなお弁当箱。

「おはよう！朝ごはんに食べてね」と
フタの上に下手なハングルでメモ書き。

ちゃんと書けるようになってる。
…下手だけど(笑)

CM「ふ…(笑)」

僕は昨日帰宅した時間が
遅かったのにも関わらず

朝早く帰る僕の為にわざわざ
朝食を用意してくれたことに
Aからの愛を感じていた。

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相変わらず美味しいAの
愛妻弁当も食べ終わり(笑)

時計を見るともう出発する時間。

早すぎる時間のスピードに
ついため息が出る。

僕は寝室に行くと
まだ眠っているAの隣に座った。

名残惜しいけど帰らなきゃ。
ユノヒョンと約束したから。

CM「A…愛してます。」

そう言って短くキスをすると
Aの瞼がピクッと動いた。

CM「(笑)」

寝た振りをしてるのに気づいたけど
僕は知らない振りをしておこう。

だって泣かれちゃったら
もっと帰りたくなくなるから…

僕は「またね」と言うと足早に家を出た。