Begin...【changmin】第７章-Part４- (ページ2)

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第802話真っ赤。ページ2

A「チャミ…」

CM「んー？」

A「チャミの初めてのドラマの時…こうやって女優さんをおんぶしてたよね。」

ふと思い出した
ドラマの撮影風景の写真。

今になってまたヤキモチをやく。

CM「んー…ありましたねぇ。」

A「……」

CM「(笑) ヤキモチ？笑」

A「……」

困らせるだけなのに
"違う！"と強がりも言えない。

CM「はっはっはっはっはっは(笑)」

A「…何がおかしい？」

CM「いや…ドラマは、ただの仕事ーなのにぃ、心配してるAが…(笑)」

A「わかってるよぉ、仕事だって。だけど、それでもモヤモヤするんだよぉ！」

CM「(笑)」

A「もういい！この話、おしまい！」

CM「おっ(笑) なんで、自分から言ったのに怒ってるかぁー！笑」

A「……」

「無視かぁ～」と言いながら
楽しそうに笑うチャンミン。

私は、口にしたらもっとモヤモヤしてきて
言わなきゃよかったと後悔していた。

CM「僕もぉ、心配なこっとがあります。」

笑っていたのとは一変して
真剣な声のチャンミン。

A「…なに？」

CM「さっきのー、"気持ち悪い"って言ってたやつー…」

A「？」

CM「本当にお酒だけでっすか？」

A「…え？どうゆう意味？」

CM「……」

チャンミンは歩みを止める。

おんぶされてるからその表情が見えなくて
質問が何を意味してるのかわからない。

CM「体ー…の事がぁ、関係してるんじゃないですか？」

A「体？体調が悪いかってこと？」

CM「…んー…」

A「私は健康だよ？？」

CM「違くってぇー…」

A「？」

珍しくはっきり言わずにもじもじしてる。

CM「僕達、ほら…あれー…じゃないですか？」

A「"あれ"？」

チャンミンの耳が真っ赤になってる。

私は寒くて赤いのか照れて赤いのか
わからなくてそっと耳をつまんでみた。

A「熱い…」

CM「……」

チャンミンは耳まで真っ赤にして
私に何を言いたいんだろう？

私はチャンミンが何を言いたいのか
さっぱりわからないまま

その真っ赤な大きな耳を
ただ、じっと見つめていた。