第769話 「ジェジュン」。【JJ Side】 ページ9
【JJ Side】
[]は韓国語↓
SH[オッパは、すぐカシオペアに"愛してる"って言うでしょ？]
JJ[…うん。だって本当の気持ちだもん。]
SH[…私はカシオペアだからそれが嬉しいよ。でも、恋人だったらちょっとヤキモチ。]
JJ[あっは(笑) …うん(笑)]
SH[私だって子どもだよ。すぐヤキモチやくし、私がオッパにとっての１番がいい。]
JJ[(笑) あぁ〜〜(笑)]
ソンヒは照れた顔のまま
ポロポロと大粒の涙を溢していく。
俺は初めて言葉で聞くソンヒの
素直な気持ちに頷きその涙を拭っていく。
SH["たくさんのカシオペアの中の１人"だけど、いつもオッパの事ばかり考えてる…]
JJ[うん]
SH[ずっとオッパの]
JJ[もうそれ以上言わないでいいよ。気持ち、伝わってるから…]
SH[オッパぁ〜…(泣)]
俺はソンヒを抱きしめて
あやすように背中をぽんぽんと叩く。
俺の腕の中にソンヒがいる。
やっと気持ちのまま抱きしめられる。
ソンヒは安心したように
俺の首におでこを擦り寄せた。
そんなソンヒが愛しくて
俺も同じように顔を埋めた。
SH[オッパ…]
JJ[ん？]
SH[さっきの"浮気"って…なに？]
JJ["浮気"？]
俺は「そんな事言ったっけ？」と
頭の中で思い出してみる。
そしてユノからの
浮かれたメールを思い出した。
JJ[…あぁ！！ あっはっはっはっは(笑)]
SH[？]
不安そうな顔で俺を見るソンヒ。
JJ[あれ、ユノだよ！笑]
SH[ユノオッパ？]
JJ[うん(笑) ジヨンさんと上手くいったみたい(^^)]
SH[本当に！？]
自分の事のように喜ぶソンヒが可愛くて
俺は「俺達もユノ達もよかったねぇ〜」と
また力一杯抱きしめた。
ソンヒは「オッパ」と俺の肩を叩く。
JJ[まだ心配事？笑]
SH[キス…しないの？]
JJ[ぁい？笑]
「さっきはしようとしたくせに」と
真面目に言うから、なんか照れる(照)
だから何となく意地悪。
JJ[してほしいの？笑]
SH[…うん(照)]
JJ[じゃあ、"オッパ"じゃなくて"ジェジュン"って呼ぶって約束したらいいよ(笑)]
SH[…ジェジュン、大好き(照)]
JJ[あっはは(笑) 俺もソンヒ大好き！笑]
意地悪のつもりが
俺の方が恥ずかしくなって…
赤くなる顔を隠すように
ソンヒにキスをした。
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月24日 12時
