第768話 告白。【JJ Side】 ページ8
【JJ Side】
[]は韓国語↓
キスしたい。
キスして抱きしめたい。
好きな人の前では
いつだって素直でいたいと思う俺は
気持ちのままゆっくり顔を近づけていく。
JJ[……]
…だけどやっぱり
あと少しの所で俺はまた思い止まる。
SH[……(照)]
JJ[あ…あの〜…]
ソンヒの両肩を掴んで
俺と向かい合わせになるようにする。
俺は大きく１つ息を吐くと
暗い車の中でもキラキラしてる
ソンヒの瞳を見つめた。
JJ[俺って、ソンヒにとっては"HERO"かもしれない。]
SH[……]
JJ[ソンヒも、最初は俺にとって"カシオペア"だった。]
SH[……]
JJ[あの時…"愛してる"って言ったり…キス…したのは…俺はどうしてそんなことしたのか、自分でもわからない。]
SH[……]
ソンヒは俺から目を反らし、少し俯く。
その悲しそうな顔を見ると
あの日の自分がした事を思い出し
「なんて事をしたんだろう」と
後悔が胸をしめつけた。
JJ[ソンヒを傷つけて悲しませたのは、わかってるよ…本当にごめんね。]
SH[オッパ]
JJ[でも！…でも、俺は相手がカシオペアだからって、そんな事をするようなやつじゃない。]
SH[……]
JJ[ソンヒが好きだからなんだ…]
SH[……]
JJ[俺、気持ちを言葉にする前に行動に出ちゃうし、それがダメだってチャンミンにも言われるんだけどさ…]
SH[…うん…]
JJ[ソンヒ]
SH[……]
俺はソンヒの目を真っ直ぐ見つめる。
今度は空振りなんかしないように。
JJ[こんな子どもっぽい俺だから…バカだから突っ走って迷惑かける事もたくさんあるかもしれないけど…]
SH[……]
JJ[でも、絶対悲しませたり泣かせたりなんかしないし、世界中の誰よりもソンヒを愛して、幸せにするから…俺のそばにいてほしい。]
SH[…オッパ…(照)]
JJ[俺の、恋人になってくれませんか？]
｜
｜
ストレートな俺の告白。
聞いてくれたかな…
ソンヒは照れた顔を隠すように
下を向いてしまった。
その顔を覗きこむ。
JJ[…？ソンヒ？]
SH[…本当に？]
JJ[え？]
SH[本当に本当？誰よりも幸せにしてくれるの？]
JJ[……]
SH[誰よりも愛してくれるの？]
ソンヒは少し潤ませた瞳で俺を見つめた。
第769話 「ジェジュン」。【JJ Side】→←第767話 「何歳？」【JJ Side】
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月24日 12時
