第765話 どうして？【JJ Side】 ページ5
【JJ Side】
[]は韓国語↓
ユノ達が来れないから
とりあえず２人でご飯を食べに行った。
帰りの車に乗り込んで
「もう帰る？」と聞く俺に
ソンヒは「帰る」と迷わず頷く。
JJ[……]
SH[……]
運転してる間も元気がないソンヒ。
元から少食だし体も細いけど
今日はそれよりも元気がない。
いや…なくなった。急に。
２人で出掛けてる間はすごい元気で
今まで照れてあまり俺と
話してくれなかったのもクリアして
すごい嬉しかったのに…どうして？
｜
｜
俺は車で連れ回したから
車酔いしちゃったのかと思い
コンビニに車を停めて飲み物を買った。
運転席に乗り込むと
助手席でぼーっとしてるソンヒに
飲み物を差し出した。
JJ[はい。]
SH[……？]
JJ[ごめんなぁー…車、乗ってばっかで疲れちゃったよなぁ…]
SH[……]
JJ[俺が電車とか乗ったり、もっと自由に外を出歩けたらいいんだけど…迷惑かけてごめん。]
SH[……]
JJ[それ飲むとスッキリするよ。俺、ソンヒが気分よくなるまで運転しないからさ(^^)]
そう言うと俺はカーステで
音楽をかけ始めた。
JJ[ソンヒがお酒を飲める年になったら、夜景がキレイなバーに連れてってあげるね。]
SH[……]
JJ[…実は俺も雑誌の撮影で１回ぐらいしか行ったことないんだけどさ、夜景がめっちゃキレイなんだよぉ〜]
「楽しみだなぁ」と
今からウキウキしてる俺に
ソンヒは「もういいよ」と小さく呟く。
俺はやっと口を開いたソンヒの言葉が
上手く聞き取れなくて…いや
意味がわからなくて、聞き返した。
JJ[……ぇ…？]
SH[もう…いいって、言ったの。]
JJ[……？]
ソンヒは俺が渡した飲み物を
両手でぎゅっと握りしめると
ニコッと笑った。
SH[私に気を使わないでいいよ。]
JJ[……]
SH[私は一緒にいれるだけでいいって(^^)]
JJ[ソンヒ…]
SH[そうゆうオシャレな所、私なんかじゃなくて彼女を誘ってあげてよ。]
JJ[…え？汗]
SH[それに彼女だけじゃなくて、オッパと行きたがる女の人はたくさんいるでしょ？]
JJ[そうゆうの、いないよ？汗]
SH[いるよ〜！わかってないなら、オッパが知らないだけ！それにそうゆう女の人って、きっとすーっごくキレイで私なんかよりも、オッパにお似合いだから…]
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月24日 12時
