Begin...【changmin】第７章-Part２- (ページ20)

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第780話損した気分。ページ20

またしばらく寝室で
テキストを開き韓国語の勉強。

なんで付箋がついてるのかは
私にはよくわからなかったから

とりあえず基本の"挨拶"のページを
片っ端から発音、暗記。

私は学生の頃のシドニー留学の
経験があるから、こうゆう
単語の暗記とかは得意。

A「あ、アンニョンハセヨ…カムサハムニダ…」

さすがにこの辺はわかる。
３ヵ月も韓国にいたんだから。

A「"もしもし"…ヨボセヨ？」

この単語…確かチャンミンが
ユノに電話かける時に言ってた！

「ふぅ～ん」と頷きながら
また新しい単語を発音していく。

A「プッタカムニダ…」

"お願いします"

ホテルでユノに３人からの
ビデオレターを渡しに行く時
ジヨンに覚えさせられた言葉…

「なるほど～」と納得しながら
また新しい単語を発音していく。

…もっと早く韓国語を勉強するんだった。

こんな風に簡単な単語だけでもわかれば
きっとみんなとの会話が
もっと楽しかったはず。

英語も韓国語も一緒。

いくらその国にいたって
自分が勉強する気がなかったら
覚えるわけがない。

それに韓国ではいつも
日本語で話していた。

もし次に会った時に
私が韓国語をペラペラになってたら
チャンミンは驚くかな。

喜んでくれるかな…

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チャンミンに想いを募らせながら
気づいたら眠ってしまっていた私。

耳から外れたイヤフォンからは
テキストに付属されていた発音のＣＤが
淡々と流れている。

時計を見たら夕方の６時。

最悪…イヴだってゆうのに
寝て過ごしてしまった。

ただ"イヴ"って名前がついた休日なのに
すごく損をした気分。

"ぐるるるるぅ～"

朝もお昼も寝てたからお腹の虫が鳴く。

A「……おなかすいた。」

まだ少し寝ぼけた頭と
気だるい体を引きずってキッチンへ。

冷蔵庫を開けてみると案の定何もない。

A「買いに行くしかないかぁ～…」

私は大あくびをしながら
とりあえずシャワーを浴びに
バスルームへ。

お風呂から上がると出掛ける準備をして
夕飯の材料を買いにスーパーへ出掛けた。

チャンミンと会えるなら
カワイイ格好をして
メイクもバッチリするのに。

すっぴんで、ニットを被り
デニムにセーターにコート、スニーカー。

私は寒さに首をすくめながら
スーパーまで走った。