Begin...【changmin】第７章-Part２- (ページ1)

今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:15,348 hit

第761話「オッパ」。【JJ Side】ページ1

【JJ Side】
[]は韓国語↓

あのDVDを見てから数日が経ち
明日はクリスマスイヴ。

俺は事務所側からの連絡を待ちながら
何度もあのDVDを見て過ごしていた。

早く歌いたい。

みんなに「愛してる」と「ありがとう」を
歌う事でたくさん伝えたい。

もしサンタクロースになれるなら
俺はファンの家を一軒一軒回って
歌をプレゼントするのに。

それが出来ないなら
空を飛びながら大きな声で歌うよ。
どこにいても俺の歌声が響くように…

｜
｜

「"とりあえず年内は時間を作るのが
難しいので年明けにまた連絡します"
って事務所から連絡があった。」

そうユノから聞いて
みんなそれぞれ実家に帰ったり
友達に会いに行ったりしてるみたい。

スケジュールが決まらない限り
普段と対して変わらないのが悲しいけど

今まで忙しかった分
一気に長い休暇を貰った気分の俺は…

SH[オッパ？青だよ？]

JJ[え？あぁ、うん…]

信号が変わった事にも気づかずに
考え事をしていた。

ソンヒの言葉で俺は車を発進させる。

JJ[ねぇ…明日、どこ行きたいか決めた？]

SH[うーん…]

JJ[どこでもいいよ？ソンヒが行きたい所なら…]

「行きたい所かぁ…」と悩む姿を
運転しながら横目でチラッと見る。

SH[行きたい所…ないかも(笑)]

JJ[えぇ？ないの？笑]

SH[うん(笑) だってこの前はユノオッパ達とボーリング行ったでしょ？]

JJ[うん]

SH[その次は４人で遊園地行ったでしょ？]

JJ[ユノがバレちゃってあまり楽しめなかったけどね(笑)]

SH[違うよ～！オッパが大きな声で笑うからじゃん！笑]

JJ[あっはっはっはっは(笑)]

SH[昨日は２人でカラオケ行ったでしょ？]

JJ[ソンヒ、１曲も歌わなかったじゃん(笑) 楽しかったの？]

SH[歌いたくないの！オッパの歌声を聞いてるだけで充分！]

JJ[リサイタル？笑]

SH[うん]

JJ[じゃあチケット代取りますよ～！笑]

SH[…いくら？笑]

JJ[うーん…ほっぺにチューでいい(笑)]

「バカッ！」と言って笑い
俺の腕を叩くソンヒ。

こんな自然な会話ができて
２人でデートもできるぐらいになったけど
俺の存在はまだ"オッパ"のまま。

だけどそれでもいい。
こんな関係が、今はすごく好き。