Begin...【changmin】第７章-Part１- (ページ19)

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第755話ファンへの想い。【CM Side】ページ19

【CM Side】
[]は韓国語↓

堪えきれず涙を流した
隣にいるユチョンヒョンに
ティッシュを渡すと

僕はテレビから流れる映像を
じっと見つめていた。

ところどころで
映像がぶれたり途切れたりするけど
それが編集されてないってわかっていい。

全部が全部、ファンの生の声。

僕はあんな事件があって
アンチファンの存在が確実にあることも

そんなファンと同じように
熱狂的なファンがいることも
少しだけ怖く感じていた。

純粋に応援してくれてるファンと
アンチファンを一緒にするのは
すごく失礼な事だと思うけど…

きっとどのファンも紙一重だから。

彼女達が望んだようにならないと
アンチファンは生まれてしまう。

例えば…僕の"恋人宣言"もそう。

ソンヒちゃんが
ジェジュンヒョンに言ったように

"カシオペアとビギストみんなの彼氏"
ってゆうのはちょっと危ないと思う。

軽い気持ちで言ったのはわかってるけど…

ソンヒちゃんがヒョンと
恋人になったとしたら…
Aみたいに事件に巻き込まれるかも。

ヒョンの熱狂的なファンが
"彼女"ができることによって
アンチファンに変わるのはあり得る事。

そんな考え方や行動は
ファンの勝手だとも思うけれど
この仕事をする以上、仕方のない事。

だからこそ…

「解散しないで！」
「待ってるからね！」
「これからも歌ってね！」

彼女達が望んだ事が
僕達が望んでる事と一緒。

それが本当に嬉しい。

いつかファンについて

"東方神起がすべてじゃないのに
まるで僕達が人生のすべてかのように
思ってるファンの子達を
「バカだなぁ～」って思う。"

…って言ったことがある。

確かに今でもそう思う。

だって僕達を人生のすべてだなんて
もっとたくさんの楽しいこと
貴重な時間を逃してるだけじゃないか。

…でも僕は思ったんだ。

僕達"東方神起"にとっては
君達"ファン"がすべてなんだって。

仕事がなくなって気づいた。
みんなの前で歌える場所って少ない。

だからこそファンの応援が
僕達がカムバックする為の
大きな力になるんだ。

僕はそんなファン達に
まだ「ありがとう」を
上手く伝えられてないから…

だから「ありがとう」の代わりに
君達の為に歌いたいって思える。

僕はテレビに映るファンの子達を見て
自然と微笑んでいた。