第724話 言葉はいらない。【JJ Side】 ページ4
【JJ Side】
[]は韓国語↓
お互いにお守りを交換して
幸せな空気が流れていく。
いつかお揃いの指輪を買って
プレゼントできたらいいな…
その時はちゃんとまた
好きだって言うから
照れてもいいけど、笑わないでね？
俺はソンヒちゃんと他愛ない話をしながら
新しく指にはまった指輪を
無意識にいじっていた。
｜
｜
｜
JY[ただいまぁ〜〜！！]
SH[あ、帰ってきた！]
玄関から大きなジヨンさんの声が響く。
それに答えるようにソンヒちゃんは
部屋のドアを開けて
「おかえり〜！」と叫んだ。
JJ[……]
もっと一緒にいたいのに。
…名残惜しい。
なんでこんなに早く帰ってきちゃうの？
ユノのバカぁ〜〜…
いつまでもベッドの上から
動き出せないでいる俺に
ソンヒちゃんは「オッパ？」と呼ぶ。
ドアから振り返って
少し首を傾げた姿がかわいくて…
気がつくと俺は思わず
後ろから抱きしめていた。
SH[……(照)]
JJ[……]
"言葉より行動が先に出るのは
相手を傷つける"
…みたいな事ユチョンがいつか言ってた。
だから抱きしめたいのも我慢したし
告白だって先にした。
でも離れるのがこんなに寂しいなんて
俺、初めて知ったんだもん。
我慢できなかったんだよ…
今までは仕事で会えないのが
当たり前の恋愛だった。
だけど今までの恋愛よりも遥かに
会いたい気持ちが強すぎて
どうしたらいいかわからない。
今、幸か不幸か
明日のスケジュールさえ決まってない。
もちろん早く歌いたいけど
こうやって一緒にいたい。
できるだけ長く…
SH[オッパ…？照]
俺を押し返そうとする力よりも強く
俺は抱きしめ返す。
JJ[また…会いに来てもいい？]
SH[え？照]
JJ[…いろんな所に行きたいし、いろんな事がしたい。一緒に…]
SH[……(照)]
JJ[また、ソンヒに…会いたい。]
俺は暖かいソンヒちゃんの体温ごと
離れてしまわないように抱きしめた。
だけど本当は恥ずかしくて照れた顔を
見られたくないってのもあって…
どんな理由でもいい。
言葉はいらない。
ただ、愛しい…この気持ちだけあれば。
俺は自分の胸とソンヒちゃんの胸の
ドキドキという響きを感じながら
このまま時間が止まってしまえばいいと
強く、強く思っていた。
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natsu(プロフ) - ありがとうございます＾＾不定期更新ですがお許しください(汗) (2012年4月24日 1時) (携帯から) (
レス) id: d2dbf80673 (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｬﾐlove - 1から全部読みました!!!切なくて本当に大好きなお話です!!!更新まってます^^ (2012年4月21日 20時) (携帯から) (レス) id: de2c62f83a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月19日 23時
