第723話 お守り。【JJ Side】 ページ3
【JJ Side】
[]は韓国語↓
告白が空振りに終わり
まるで何もなかったかのように
時間が流れていく。
俺はなんだかソワソワして
着たままだった上着を脱いだ。
その瞬間足元に何かが落ちる。
JJ[あ…]
お土産持ってきてたの、忘れてた。
俺はそのお土産を拾うと
ソンヒちゃんに「はい」と差し出した。
SH[…なんですか？]
JJ[日本のお土産！]
目を丸くして包みを開けていく。
そして中から取り出したのは
えんむすびのストラップ。
JJ[ごめんね、俺、それ一回つけちゃったんだ(笑) でもソンヒちゃんにあげようと思って…]
SH[…わざわざ、私に…？]
JJ[うん(^^)]
SH[…ありがとう(^^)]
JJ[……(照)]
…ぃっやぁ〜〜(照)
恥ずかしいぃ〜〜〜！！照
俺はソンヒちゃんに負けないぐらい
真っ赤になった顔を隠すために
「貸して！」と言って
ソンヒちゃんのケータイを手に取った。
｜
｜
JJ[できたぁ〜♪]
ストラップをつけて渡すと
ソンヒちゃんはまた嬉しそうな顔。
その笑顔を見るだけで
俺は何倍も何十倍も幸せになってく。
JJ[これ、お守りだから。]
SH[お守り？]
JJ[うん。"お金が貯まりますように"って(笑)]
また嘘ついちゃった…
だって恥ずかしいんだもん。
でもソンヒちゃんは
「へぇ〜」と言って微笑みながら
ハート型のピンクの石をいじってる。
きっと嘘だってわかってると思う。
だけどどんなお守りでも
今みたいに笑って喜んでくれるって
俺も知ってるから、これでいい。
SH[私もお守りあげる！]
そう言ってドタバタし始める。
俺はその行動を
ベッドに座ってじっと見てる。
そして「あった！」と言って
俺に差し出したのは
女の子がつけるには
ちょっとゴツゴツした指輪。
SH[それね、オッパがしてる指輪と似てるから買ったの。]
JJ[……]
SH[何にも効果なんてないけど、私がお守り代わりにしてたやつなんだ。オッパにあげる。]
JJ[…いいの？]
SH[うん(^^) 私にはオッパがくれたお守りがあるから。]
JJ[あ…ありがと…]
俺はいつもの照れ隠しで
笑うこともせずに
その指輪をはめて見せた。
こんなにドキドキするなんて
照れくさいけど、心地いい。
もっとソンヒちゃんの事が知りたい。
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natsu(プロフ) - ありがとうございます＾＾不定期更新ですがお許しください(汗) (2012年4月24日 1時) (携帯から) (
レス) id: d2dbf80673 (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｬﾐlove - 1から全部読みました!!!切なくて本当に大好きなお話です!!!更新まってます^^ (2012年4月21日 20時) (携帯から) (レス) id: de2c62f83a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月19日 23時
