第721話 ヌナ。【YN Side】 ページ1
【YN Side】
[]は韓国語↓
JY[私の勘違いだったら、恥ずかしいんだけど…]
YN[え？]
ぼーっと考え事をしてた僕に
ジヨンがいつもの強気な声とは違って
小さく話しかけた。
JY[ユノが悩んだりしたら…私は力になりたいよ。]
YN[……]
JY[…それはユノだけじゃなくて、チャンミンも一緒。]
YN[……]
"ハグ"の事を言ってるのかなぁ…？
JY[ジュンスもユチョンもジェジュンも一緒だよ。]
YN[……]
JY[だから、落ち込んでたり寂しそうだったら、ハグだってするよ。でも、そのハグに深い意味なんてない。]
YN[深い意味…]
それは僕が相手でも？
僕とのハグもジヨンにとっては
何の意味もないの？
JY[私は、みんなのヌナだから…]
YN[……ヌナ…]
"ヌナ"と言ったジヨンが
少し寂しそうに見えた。
僕と自分の関係を
"ヌナ"だと割りきってる。
たとえそうだとしても
僕はジヨンをヌナだなんて
思った事はないよ。
いつだってジヨンはジヨンで
僕が守りたい、愛していきたい
たった１人の女性だ。
僕は少し離れた場所に立つジヨンに
早足で、大股で近づいた。
JY[……]
YN[……]
ジヨンの前に立つ。
その距離は近くて
ジヨンの瞳の中に僕が映ってるのが
覗き込まなくてもわかるぐらい。
いつもこうやって僕だけを映してほしい。
僕はもうとっくに
ジヨンだけしか見えてないから…
YN[…ヌナ？]
JY[……]
少し考えて、頷くジヨン。
それを見た僕は「ううん」と
首を横に振った。
JY[……？]
YN[…ジヨンはジヨンだよ。]
JY[……]
YN[僕にとっては、ヌナなんかじゃないからね？]
そう言うと僕はジヨンを
力一杯抱きしめた。
JY[……]
初めて抱きしめるジヨンは
小さくて細くて
どうしようもなく愛しい。
JY[ユノ…]
YN[？]
背中をポンポンと叩くから
僕は腕を緩めてジヨンの顔を見る。
ジヨンは顔を赤くしていた。
JY[チャンミンもそうだけど…こんなに強く抱きしめたら窒息するってば(笑)]
YN[……]
チャンミンもこんな風に
強く抱きしめたのか…
だけど今は嫉妬よりも
そう言って笑うジヨンが眩しい。
僕は愛しい気持ちのままに
顔を近づけジヨンにキスをした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「東方神起」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
natsu(プロフ) - ありがとうございます＾＾不定期更新ですがお許しください(汗) (2012年4月24日 1時) (携帯から) (
レス) id: d2dbf80673 (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｬﾐlove - 1から全部読みました!!!切なくて本当に大好きなお話です!!!更新まってます^^ (2012年4月21日 20時) (携帯から) (レス) id: de2c62f83a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：natsu
| 作成日時：2012年4月19日 23時
