Begin...【changmin】3 (ページ47)

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ep147 ページ47

目を覚ますともう夕方。

あぁ…もう撮影は終わっちゃったのかな…

チャンミンに会えなかった…

A「はぁー…」

熱は寝ていたせいか
割と下がっているみたい。

A「……？」

おでこを触ると冷えピタが。

ジヨンかな？

私は一人暮らしだから
風邪の時も看病してくれる人がいないし…

だから、こうやって知らないうちに
看病してくれていた事が嬉しくなり
「ふふっ」と少し笑った。

A「…はぁ…」

…正直言うと
チャンミンに会わなくてよかった。

もちろん会いたい気持ちは
たくさんたくさんあるんだけど。

臆病とかじゃなくて
チャンミンに「さよなら」を
言わなくて済むから…

まだ少しの間、片想いでいれるから。

あの週刊誌を取り出して
ベッドに埋もれたまま
チャンミンの写真を見つめる。

A「幸せになってね…チャンミン。」

"チャンミンが幸せなら、それでいい"

それはクリスマス・イヴのＭステで
笑わないチャンミンを見て

"解散"の言葉が
トンペンの私の頭の中によぎった時に
感じていた気持ちと一緒。

どんな結果でも
あなたが幸せならそれでいい。

私はこれからもトンペンで
チャミペンだから…

A「…っ…(泣)」

私はまだ少し残った熱のせいか
頬に流れる熱い涙を拭っていた。

―――― ガチャッ！！

部屋のドアが開く。

ジヨンかな？

でも、待っても誰も入ってこない。

A「…ジヨンなの？」

返事も聞こえない。

―――― ドタドタドタッ！！

―――― ドンッ！！

―――― ガチャッ！！

A「？？？(汗)」

だれ！？(汗)

部屋の中と外で誰かが
韓国語で叫んでいる。

A「……？(汗)」

こ、怖い…(汗)

私はベッドから起き上がると
恐る恐るドアの方へ向かった。

A「……(汗)」

そこには、荷物をたくさん持って
座り込んで腰をさすってる人。

その人は「はぁ～～」と
ため息をつきながら振り返った。

そして、目が合う。

CM[！！！]

A「！！！」

ちゃ、チャンミン……？

A「………」

CM「………」

座り込んでいたその人は
真ん丸の目を大きくさせて
驚いたようにこっちを見ていた。

そこにいたのは…

間違いなく、チャンミンだった。