ep136 ページ36
[]は韓国語↓
撮影を終えて
待機室で帰宅準備をしていた私達。
HG[だめだ、タクシーも今日は出せないって。]
JY[やっぱり。さすがに無理だよねぇ〜こんな台風の中じゃ。]
電話を切ってため息をつくヘギョンさんと
ヘギョンさんの言葉を聞いて
窓の外を見るジヨン。
あぁ…やっぱりしばらく
このホテルから出れないんだ。
チャンミンは無事にハワイから
帰ってこれたのかな？
飛行機が飛ばなかったら
明日も来ないのかなぁ…
A「はぁ…」
私のため息と同時に
ジヨンが何かを思い付いたように
ヘギョンさんに話しかける。
JY[今、このホテルからみんな出れないんだよね？]
HG[そうだと思うけど…]
JY[じゃぁ、ユノもまだいるんだよね？]
HG[うん。たぶん。]
JY[私、いいこと考えた！！ 今からユノの所に行こう！ ビデオレター渡しに！！]
HG[えっ！？]
何やら紙にメモをしだすジヨンと
何やら驚いているヘギョンさん。
…なに話してるの？？
ジヨンが２枚書いたうちの
１枚のメモを私に渡す。
A「？」
JY「この言葉を覚えて！私がAを見たら、それを言ってね！」
A「え？ なになに？？(汗)」
JY「こんなチャンスないんだよぉ〜！今からビデオレター渡しに行くよ！！」
A「え！？(汗)」
ジヨンは私のカバンから
カメラを取り出すと
私の手とヘギョンさんの手を掴み
ズンズンと部屋を出た。
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A「"プッタカムニダ"、"プッタカムニダ"…」
エレベーターの中で
何がなんだかわからないけど
呪文のようにひたすら覚えようとする私。
横目で笑うヘギョンさん。
A「プッタカムニダ？」
ヘギョンさんは笑ってオッケーサイン。
意味はわからないけど通じるみたい。
―――― チーン
エレベーターが着くと
ヘギョンさんがユノの部屋に案内する。
部屋の前にはやっぱり、監視の人。
A「……」
JY「ケンチャナ…」
ジヨンが私の手を握って歩き出す。
うぅ…
うまくいくかなぁ……(汗)
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作者名：natsu
| 作成日時：2011年10月10日 9時
