Begin...【changmin】3 (ページ25)

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ep125 【CM Side】ページ25

【CM Side】
[]は韓国語↓

季節はもうすっかり春。

僕は去年の年末から撮影していた
ドラマも無事にクランクアップして

その次に入った仕事で
映画の撮影をしている。

相変わらず忙しい毎日。

だけど、前とは違う。

歌えない。

僕は歌手ですよ？

アーティストですよ？

俳優になりたくて
この世界にいるんじゃない。

僕が呑気に
慣れない俳優業をしている間にも

事務所からは新しいグループが
アジアに向けてデビューしていく。

懐かしいなぁ。

僕もそうだった。

日本語が難しくて、必死に勉強して
ダンスも必死に覚えて…

だけど誰よりも、何よりも
負けたくなかったのは…歌唱力だった。

K-POPもJ-POPも洋楽もR&Bも
色んなジャンルの音楽に触れて
多彩な歌を歌える歌手になりたかった。

メイクヌナ[チャンミンさん、ちゃんと目閉じててください。]

CM[あ、はい(汗)]

なのに！(怒)

なんなんだ、この化粧は！！！

俳優やるのに
こんなに濃い化粧はいらない！

肌が痒くなる！

CM[はぁ…]

あぁ…歌いたい。

僕はいったい
いつまで待てばいいんだろう…？

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今日も映画の撮影。
これからハワイに旅立つ。

空港には今日もたくさんのファン。

こうやって"東方神起"からの
応援してくれるファンがいてくれるから
僕は頑張れるって、つくづく思う。

そして…

CM[……]

僕は出国ゲートに向かう途中
いつもちらっとファンの事を見てしまう。

CM[…はぁ…]

…今日も、あなたはいませんでしたか。

あの日以来、あなたはもう
ファンの中に混ざって
僕に会いに来ることはなくなった。

韓国に帰った時には
もう会わないつもりでしたから
別にいいんですけど…

あんな風に泣かれたら…
気にせずにはいられない。

CM[……]

あなたはもう
日本に帰っちゃいましたか？

僕が指輪をしてなかったから
傷ついてますか？

僕があなたを探さないから
怒ってますか？

有言実行と言いながら
あなたを裏切ってばかりだから

もう僕を…嫌いになりましたか？

シャツの上から無意識に
ネックレスを触る僕。

CM[……]

あの指輪はあのイヴの日から
行き場をなくしたまま
ずっと僕の首元で輝いています。