Begin...【changmin】第６章-Part８- (ページ4)

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第684話空港。【CM Side】ページ4

【CM Side】
[]は韓国語↓

韓国につくと真っ先に
ケータイの電源を入れて
ジヨンさんに電話をし始めるユノヒョン。

その会話を聞こうと
ユチョンヒョンとジェジュンヒョンが
周りを囲んで顔を近づける。

ユノヒョンは逃げるようにウロウロ。

３人は固まって移動していく。

僕はそんな３人を見ながら
ポケットからケータイを取り出した。

CM[……]

…搭乗前に電源を切ったまま。

もしかしたらAから
メールとか来てるかも…

電源を入れようとすると
ジェジュンヒョンが３人の後ろを歩く
僕とジュンスに声をかけた。

JJ[ほら、走るよ！いい？]

事務所から出た僕達には
もちろん空港で守ってくれる
ボディーガードもいない。

だけと入国ゲートの自動ドアを隔てた
向こう側からはすごい歓声が聞こえる。

僕達はそのファンの間を
走り抜けなければならない。

僕はケータイをポケットにしまうと
ニットを深く被った。

｜
｜
｜

やっとの思いで荷物を受けとり
タクシーに乗り込んだ僕達。

同じタクシーに乗ったジュンスは
息を整えながら、前のタクシーに乗った
ジェジュンヒョンに電話をかけ始めた。

JS[うん…うん…２人とも大丈夫だよ。]

JS[…うん、わかった。]

電話を切ると運転手さんに
事務所の場所を告げた。

僕はその会話を聞きながら
タクシーを覗き込んでケータイやカメラを
僕達に向けるファンを横目で見た。

CM[……]

…ファンは嬉しいけど
空港ではやっばり嫌な思い出しかない。

僕に対する攻撃なら
つらいけど耐えられる。

だけど僕の大切な人を攻撃されると
僕はもう耐えられない…

僕はAがケガをした時の
あの映像が鮮明に頭の中に流れて
思わずギュッと目を閉じて俯いた。

JS[…チャンミン？大丈夫？]

CM[…大丈夫です。]

ファンが車を囲んでしまい
なかなか動き出せないタクシー。

運転手さんは「プーーーッ」と
大きくクラクションを鳴らすと
ようやく出発させた。

JS[…なんの話するのかなぁ、これから。]

CM[さぁ？]

JS[いい話だといいな。]

CM[…どんな？]

JS[う～ん…]

CM[……]

JS[…わかんない。]

「いい話なわけないか」とジュンス。

僕達はため息をつくと
なんとなく黙り込んでしまった。