第577話 がっかり。【YC Side】 ページ17
【YC Side】
JS「チャンミンおっそぉーい…」
目の前に並べられた豪華な夕食を前に
チャンミンがいつまでも帰ってこないから
「おあずけ」状態の俺達。
ユノはいつ部屋を
飛び出るかわからないほど
さっきから時計を見ながらうろちょろ。
ジェジュンはケータイをいじったり
今日撮った写真やムービーを見たり
気長に時間を潰す。
ジュンスは鍋の中を隙間から覗いたり
鼻を近づけて匂いを嗅いだり。
本当、ジュンスには
「おあずけ」の言葉が似合う…(笑)
JS「まぁ〜だぁ〜？お腹空いたぁ…」
YC「お父さんにー、殴られてたりして(笑)」
JS「えっ！汗」
「冗談だよぉ」と笑いながら
目の前の枝豆を１つ、つまみ食い。
それをユノに「まぁだ食べない！」
と、怒られて「おあずけ」失敗(笑)
A「チャミ帰ってきたぁ？」
他のお客さんの部屋に
夕食の配膳を終えたAが
俺達の部屋に入ってきた。
JS「まだだよぉ〜？お腹空いたなぁ…」
Aは「そっか」と言いながら
ぼーっと何かを考える顔。
俺はその横顔に思わず見とれていた。
その視線に気づいたのか俺を見るA。
A「…なぁに？(^^)」
YC「ぃやっ…チャンミン、大丈夫かなぁ。」
Aの笑顔に動揺して
思わず本音が出た俺に
「ユチョンが大丈夫って
言ってくれたんじゃん！」と
無邪気に笑っていた。
YC「……」
あぁ〜〜…
あんなに意地悪言って
不安にさせてやったのに…(笑)
それでもこんなに強く信じてる。
チャンミンだけじゃなくて
俺の言った言葉まで…
ちょっとムカつくけど
Aのこーゆーとこ、大好き(笑)
俺は切なくなりながら焼酎を少し味見。
YC「おっ、これ、うまい！」
A「でしょ？(^^) 有名なお酒だから。お土産にたくさん持って帰ってね。」
「持って帰るぅ〜」と笑って
もう一口焼酎を飲んだ俺は
「まぁだ飲まない！」と
またユノに怒られた。
―――― ガチャッ
CM「たっだいまぁ〜」
やっと帰ってきたチャンミンに
ユノとジュンスは駆け寄り
「遅い！」だの「大丈夫？」だの
次々に声をかけていた。
チャンミンは「うぉぉ〜ぅ」と
あたふたして答えながらも笑っていたから
お父さんとうまくいったんだと
俺はほんの少しだけがっかりしていた(笑)
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年3月30日 19時
