Begin...【changmin】第６章-Part２- (ページ14)

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第574話ファン。【CM Side】ページ14

【CM Side】

父「私は、チャンミンさんのファンなんですよ。」

CM「……」

僕は"ファン"と言われて
思わず言葉を無くしてしまった。

お父さんはそんな僕を見て
少し照れたように微笑む。

父「最初、娘から"東方神起"と聞いた時、正直知らなかったんです。」

CM「……」

父「歌手だって知って、歌もカラオケが上手いぐらいだろうとか、ダンスも運動が得意なぐらいだろう…って、否定から入りました。」

CM「……(苦笑)」

僕は苦笑いをしながらも
「仕方ないです」と頷いた。

父「だから"その程度"なら…娘と付き合いを続けるなら、ずっと側にいれるようにしてください、と…チャンミンさんに言おうと思ってました。」

CM「…はい」

父「アジアを回る仕事だなんて、忙しくて家族にも会えないなんて、お付き合いをしても娘が苦労をするだけだと、親なら思います。」

CM「……」

父「…だけどこの間娘が持ってきたDVDを見て…」

CM「……」

父「娘と付き合う前と付き合った後では、チャンミンさんの歌い方が違うんですよね。」

CM「…そうですか？」

意識したことないけど…
"Forever Love"以外…(笑)

父「たった何ヵ月、チャンミンさんの歌を聞いただけで何が解るって…自分でも思いますけどね(笑)」

CM「いえ…」

父「だけど、少なからず娘の影響があって、あんなに素敵な歌声で歌ってくれるなら、親としても嬉しく思いますよ。それに、ダンスもすごく上手ですし。」

CM「…ありがとうございます(照)」

僕はお父さんにお辞儀。
お父さんもつられてお辞儀をしていた。

父「でも、どうしても、娘とチャンミンさんの歌を同じ天秤にかけたくなるんですよ…親としては。」

CM「…てんびん。」

父「そして、チャンミンさんにも娘を取って欲しいんです。」

CM「……」

父「だけど、それは間違いだとAに教えられました。」

CM「…どうしてですか。」

父「…"Upon this rock"…でしたっけ？」

CM「あぁー…僕が韓国で歌ったぁ曲です。」

父「はい」

CM「…それがどうかしましたか？」

父「あの曲のチャンミンさんの歌声を聞いて…チャンミンさんは、歌うためにこの世に生まれてきたとさえ私は感じました。」

CM「……」

父「すごい良かったです…」