Begin...【changmin】第５章-Part１０- (ページ20)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:16,876 hit

第540話僕への手紙。【CM Side】ページ20

【CM Side】

僕は部屋に入ると
その場に座り込んで
手紙の封を丁寧に開けた。

中からキレイな平仮名で書かれた
Aの字が見える。

僕は一文字一文字
しっかり意味を逃さないように
声に出して読んだ。

｜
｜
｜

チャミへ。

私が５人に旅行をプレゼントをしようと
思い付いたのは、まだ韓国にいる時でし
た。思い付いた時、時間があまりなくて
私はとにかく５人にバレないように電話
をしたりメールをしたりしてプランを立
てていました。これは、日本で旅行会社
に勤めている私の普段している仕事だか
らとても楽しかったし、なにより５人の
喜ぶ顔が見たくてプランを考えてる時も
私は楽しかったです。

だけど秘密にしていたせいでチャミには
すごく寂しい想いをさせたと思います。
本当にごめんね？チャミに会ってチャミ
の声を聞くと、チャミの笑顔を見ると、
私は秘密にしていることさえも、話した
くなっちゃいそうだから会えませんでし
た。ごめんね？だけど、本当は私もチャ
ミに会いたくて仕方なかったんだよ。だ
から電話もできなくて連絡しない私にチ
ャミが「会いたい」と言ってくれて本当
に嬉しかったです。たくさん傷つけてご
めんなさい。私は何も変わらずにチャミ
の事を愛しているし、もっと好きになり
ました。チャミ、愛してるよ＾＾

実はこのツアープランに書いてある場所
は、私の生まれた町です。チャミに私の
大好きな町を知ってほしくてここにしま
した。チャミもこの町を気に入ってくれ
るといいな～♪ Aより

｜
｜
｜

僕は涙でインクが
滲んでしまわないように
手紙を抱きしめた。

手紙からは微かに
僕の香水の香りがした。

傷つけてばかりなのは僕だよ。

もっと好きになったのは僕だよ。

今すぐ会いたい。
会って抱きしめたい。

Aの事がこんなに好き。

好きすぎて、愛しすぎて
胸が苦しい…

Aが生まれた町…
僕が気に入らないわけないでしょ？

僕だって愛してるよ…

CM「……(泣)」

たくさんAに伝えたい事がある。

僕は今すぐAに電話して
手紙のことを話したかったけど

僕はAと同じように
この想いをすべて込めて
手紙の返事を書こうと思った。

上手いとは言えないような
平仮名しか僕には書けないけど

一文字一文字に
Aを愛する気持ちを込めて…