Begin...【changmin】第５章-Part１０- (ページ19)

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第539話手紙。【YC Side】ページ19

【YC Side】

ユノヒョンがハサミで
大きな封筒を開けていく。

YC「A…ここまで来た？」

JJ「え？」

YC「ほら、ここ…」

そう言って俺は封筒の表側を向けた。

YC「切手ーも貼ってないしー、住所も書いてない…なのに届いた。おかしい。」

JS「ほんとだぁ…」

それを見たチャンミンは
「まだ近くにいるかも」と
走り出そうとする。

俺はチャンミンの腕を掴んで
「手紙読もうよ！」と止めた。

チャンミンは俺の目をじっと見つめて
しばらく考えると、渋々ソファに座る。

ユノヒョンがその大きい封筒から
小さい封筒を取り出して
その中から便箋を取り出した。

JS「…なんて書いてある？」

CM「……」

YN「…"ユノ、ジェジュン、ユチョン、ジュンス、チャンミンへ"」

ユノヒョンはキレイな平仮名で書かれた
Aからの手紙を声に出して読んだ。

『日本でも、かんこくでも
たくさんめいわくをかけてごめんなさい。
すてきなうたや、ダンスをみせてくれて
私は幸せでした。
ケガをしてしまった時もみんなで
しんぱいしてくれてうれしかったです。』

JJ「……」

YC「まっさか…」

JS「……？」

YC「いなくなる気じゃないよな…」

CM「……」

JS「え゛…(汗)」

ユノヒョンは俺達の顔を見て
また手紙の続きを読み始める。

『これは、たくさんおせわになった５人に
私からのプレゼントです。
まだ日本でメンバーだけでのりょこうを
できてないとおもうので、わたしがたてた
ツアープランですが、いっしょうけんめい
かんがえたので、うけとってください。』

YC「…A…」

ユノヒョンは手紙を読み終えると
大きい封筒から手書きで書かれた
ツアープランの紙を取り出した。

JJ「うっわ！すっげぇー！！」

JS「うわぁ～！旅行でっきるの！？」

「やったぁー！！」と
大はしゃぎのジェジュンとジュンス。

ユノヒョンは同封されていた
５人分の新幹線の往復切符を見て
少し涙目になっていた。

チャンミンは手紙のAの文字を
ただじっと見つめていた。

俺は封筒の中にもう1つ
手紙が入っているのを見つけた。

その手紙の封筒には
『Dear チャンミン』の文字。

YC「チャンミン…はい。」

CM「……？」

YC「Aから。」

チャンミンは俺から手紙を受けとると
しばらく『Dear チャンミン』の文字を
じっと見つめていた。

YC「…読まないの？笑」

CM「…読みます。」

チャンミンは少し顔を赤くすると
急ぎ足で自分の部屋に向かった。