第538話 会いたい。【CM Side】 ページ18
CM Side】
お腹すいた…
でも気持ち的に食べたくない。
コンビニのハンバーグ弁当を食べるより
Aが作ったハートのハンバーグの
お弁当が食べたい…
僕はAの「会えない」が
３日経った今でも
しつこく頭の中でリピートされていて
心はボロボロだった。
絶対あの時泣いてた…
よく考えたら僕は
最初から自分勝手過ぎた。
Aに初めて会って
「愛してる」って伝えたと思ったら
そのまま韓国に帰って
終わった事にするし…
僕を探しに韓国まで来てくれたAに
臆病になって僕は会う勇気がなかったり…
僕の為を想っていなくなったAを
２年も待たせちゃったり…
待たせたと思ったら
連絡もなしに急に会いに行ったり…
仕事を休ませて
一緒に韓国まで連れて帰ったら
勝手に"恋人宣言"したり…
それなのに側にいれなかったり…
僕のせいでケガさせたり…
韓国に連れてきたのは僕なのに
日本に帰したり…
浮気したって勘違いして
連絡しなかったり…
「会いたい」って言ったり…
CM「はぁぁ〜〜〜…」
考えれば考えるほど溢れてくる
僕の勝手な行動、無責任さに
心底腹がたつ…
こんなの嫌われて当然だ。
むしろ愛してくれてた事の方が
不思議で仕方ない…
…それでもまだ
Aに会いたいと思ってしまう。
声が聞きたい。
キスがしたい。
抱きしめたい。
いや、ただ手を握るだけでもいい…
笑顔を見るだけでも…
CM「Aー…」
もうAが
僕を愛してくれてるかもわからないのに
僕のAを愛する気持ちは
どんどん募っていく。
愛してる…A…
今なにしてるの？元気にしてる？
会いたいよ…
｜
｜
―――― ドンドンドン！！
YN「チャンミン！！チャンミーン！！」
ユノヒョンが思いきりドアを叩いて
何やら興奮している。
YN「チャンミンってば！！寝てるの！？」
僕は声だけで返事をした。
CM「…なんですか？」
YN「手紙！手紙が来てるんだよ！」
CM「……？」
YN「手紙！Aさんから！！」
｜
｜
僕はAの名前を聞いて
思わず部屋から飛び出た。
ユノヒョンの声が聞こえていたのか
ユチョンヒョンとジェジュンヒョンも
すごい勢いで部屋から飛び出てきた。
僕達はユノヒョンを真ん中にして
"手紙"と呼ぶには大きすぎる
その封筒を開けた。
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年3月16日 0時
