Begin...【changmin】 (ページ8)

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ep8 ページ8

申し込みした日から、数日。

A「……ウソッ！！！」

急に叫んだ私の声に驚いた亮太が
私を不機嫌そうな顔で見る。

亮太「なんだよ…」

A「…と、と…(汗)」

亮太「まさか…東方神起、取れたの？」

…取れた。

何が何だかわからなくなって
亮太の質問に答えるべく
何度も激しく頷く(笑)

亮太「まじかよ？何枚？」

A「い、いちまい…」

亮太「なんで一枚なんだよ！！ひとりで行くの？」

はぁ～とため息を落とす亮太。

なんだかんだ言ってても
一緒に行きたかったの？

それとも本当に一人で行こうとする私を
可哀想だと思ったの？

結局冷たい事言ってても優しい亮太。

そんな亮太はなんだか
冷たい事を言っても
結局ヒョンが大好きなチャンミンみたい。

A「ふふ…(笑)」

それにしても超ラッキー♪

オーラスで、しかもアリーナ席で
数字的にステージに近い席っぽい。

A「うわぁ…生東方神起だぁ…生チャンミンだぁ…どうしよう！！(照)」

だんだん興奮してきて
「どうしよう！どうしよう！」と
亮太の肩をバンバン叩く。

亮太「どうもしねぇよ！！大体、ダメ元で、なんで一枚しか取らねぇんだよ…」

A「なに？もしかして、亮太も行きたかった？(笑)」

亮太「なっ…」

明らかに動揺してる(笑)

あんなに憎まれ口叩いてても
トンに興味あったんだね。

A「あーでも楽しみ！夢みたいだなぁ～！毎日仕事頑張ってたから、神様からのご褒美かなぁ？やっぱ神様はちゃんと見てるんだよね～♪」

もう私はルンルンで顔もにやけっぱなし。

亮太はスネ気味だったのに
ご機嫌な私の顔を見て、少し微笑んだ。

亮太「…まぁ、せっかくなら思いきり楽しんで来いよ。チケット代は俺が払ってやるから。」

A「え？」

亮太「俺からもご褒美！」

…本当に優しいなぁ。

いつもはＳでクールな亮太も
たまにこうやってとてつもなく甘くなる。

あぁー…
亮太がチャンミンに似てるんじゃなくて

チャンミンが亮太の性格に似てるから
チャンミンに惹かれたのかも。

こんな身近に素敵な人がいて
幸せだなぁ～なんて改めて思っちゃう。

さらにニコニコになった私を見て
亮太は満足げな顔。

亮太「優しいだろ？俺を誰だと思ってるんだ！」

A「(笑)」

こんなとこもチャンミンそっくり。