Begin...【changmin】 (ページ41)

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ep41 【CM Side】ページ41

【CM Side】

カーテンを引いて眠らなかったから
朝陽が顔にかかり眩しくて目が覚めた。

CM「ん゛ん～～～…」

昨日は５人でたくさん泣いた。

僕もあんなに泣いたのは久しぶりだったし
ヒョン達の前であんなに泣いたのも
ずいぶん久しぶりだった…と思う。

寝癖のついた頭を掻きながら
洗面所に向かう。

そして鏡に映った自分の顔を見て
僕は驚きすぎて言葉を無くした。

CM「……」

今日が休みでよかった…(笑)

こんなひどい顔じゃ
何も撮影なんてできない。

リビングに行きまだ寝ている
ヒョン達の顔を見る。

CM「んっふっふっふ(笑)」

みんな、目がパンパン(笑)

おもしろい顔してますよ～ヒョン達！(笑)

僕は携帯電話でパシャパシャと
ヒョン達の顔を順番に撮り保存した。

CM「(笑)」

…きっとこの写真も僕の宝物になる。

夢が叶った日に子どもみたいに
みんなで泣き明かした思い出の写真…

CM「……」

携帯電話を見て、ふと思った。

結局…昨日はAさんから
連絡はなかったか…

CM「はぁ…」

僕は少し期待していた。

あの調子じゃ、ずっとあのまま
泣き続けているだろう…

そして、Aさんはきっと
ひとりで耐えられそうにないから

あの日知り合った全く関係のない
やさしい男…僕を頼って
連絡してくるだろうと…

…Aさんをそんな
身軽に人と関わるような人だと
思っているわけじゃない。

ただ、それでもこの僕を頼ってきそうな程
昨日の彼女はボロボロだった。

だから…支えてあげなきゃ…

CM「……」

……え？

僕は、いつからそんな風に…

…ああ、そうだ。

"ともだち"

僕はついに念願の
日本での友達ができたんだ。

"だから友達を支えてあげたい"

そう思ったんだ…

…ただ、それだけ。

僕は"うん、うん"と頷いて納得していた。

CM「…ぁ…(汗)」

…いや、待てよ。

僕は連絡先を渡したけど
彼女の連絡先を僕はまだ知らない。

まだ友達にもなっていない。

傷ついてるAさんを
支えてあげたいのに…

どうするんだ、これ…(汗)

CM「はぁ～…」

ため息をつきながら首を振り下を向く。

1人で頷いたりため息をついたり悩む僕を
うっすら目を開けたジェジュニヒョンが微笑み
また目を閉じたのが見えた。